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工学は人類社会に役立つものや道具を人工的に作りあげる「ものづくり」に関する学問です。ものづくりは、企画→設計→製作→評価の各過程に分けられます。このものづくり過程において、企画・設計過程を飛ばしていきなりものを製作することはできません。製作の前には必ず企画・設計が必要です。工学に関する知識の蓄積だけではなく、その知識を企画・設計で始めるものづくりに実際に適用・応用し、ものを企画・設計・製作・評価する総合的な技能を修得するための学問分野が「設計工学域」です。
この学域では、ものづくりの企画・設計・製作・評価過程全般を見通しつつ、各過程をこなせる高度専門技術者を育成します。この学域を修めた者は、設計図や設計書の指示通りに単にものを製作するだけの技能ではなく、ものの設計過程において、製作しようとするものが、いつどこでどんな風に役立つかを明示できる技能を修得しています。
この学域で対象とするものは、私たち人間の身の回りにある日用品や道具から、電子システム、情報システム、機械システムなどの高度システムまで多岐に渡っています。この学域には、これらの多種多様なもののそれぞれについて、複数の仕組みや方式を選択肢として列挙・比較・評価する実際的な設計技能を豊富な実験や演習によって取得し、その技能を講義によって得た知識でさらに補完できるカリキュラムが用意してあります。
この学域の卒業者は、さらに高度な設計工学者や開発技術者を目指して大学院へ進学したり、開発技術者として基幹企業へ就職します。
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