京都工芸繊維大学COIヘルスサイエンス拠点シンポジウムを開催しました

本学は平成27年6月24日(水)、COIヘルスサイエンス拠点シンポジウムを開催しました。

本学COIヘルスサイエンス拠点では、後期高齢者・認知症の方及び障がい者が“住み慣れた在宅”で、“顔見知りのある地域”で、“支え、支えられる側が共にバリアフリーで心が寄り添え”、そして、最後は人間力を発揮できる社会を目指して、在宅・地域ヘルスサイエンスに関する科学技術のソフト及びハードの探究を目標に、研究開発を進めています。この活動の一端を、関連領域の産学公の方々に報告し、また様々な視点からのアドバイス等をいただくことを期待し、本シンポジウムを開催しました。

今回は、「住み慣れた住宅、顔見知りのある地域、心が寄添う社会の実現を目指して」をテーマに行われ、冒頭に森本一成拠点長より開会の挨拶がありました。その後、特別講演「変わる地域医療 心をつなぐ在宅医療チーム左京」と題し、地域の介護医療に携わっている出木谷医院 出木谷 寛院長より講演がありました。

続いて、先述の研究開発テーマを『領域1;要介護者介護者双方の自立的生活を支え続ける住空間の開発』・『領域2;地域健康医療 安心ネットワークの開発』・『領域3;ライフサポート自立支援機器の開発』の3つに分類し、本学教員のみならず、参画企業の方からも講演いただくなど合計9つの講演を行い、最後に渡辺泰司副拠点長の挨拶でシンポジウムは幕を閉じました。また、終了後には松ヶ崎キャンパスに新設された15号館のCOIヘルスサイエンス拠点実験室の見学会があり、実際の研究開発状況の見学も行われました。

本講演会には、本学の研究開発関係者のみならず、医療・福祉関係企業などを中心に学内外から合わせて70名を超す参加者があり、現代社会が抱える諸問題をテーマにした講演に、熱心に聞き入っていました。

  • 開会の挨拶をする森本拠点長開会の挨拶をする森本拠点長
  • 出木谷医院 出木谷 寛院長の講演の様子出木谷医院 出木谷 寛院長の講演の様子
  • 京都大学名誉教授 本学COIヘルスサイエンス拠点 特任教授野本愼一氏の講演の様子京都大学名誉教授 本学COIヘルスサイエンス拠点
    特任教授 野本愼一氏の講演の様子
  • ゆう薬局本部取締役 神林純二氏の講演の様子ゆう薬局本部取締役 神林純二氏の講演の様子
     
  • 講演会場の様子講演会場の様子
  • 実験室の様子実験室の様子