博士前期課程(修士課程)デザイン学専攻

ソーシャルインタラクションデザインを目指して

本専攻では、新たな時代におけるデザインの役割・機能をソーシャルインタラクションデザインと定義し、モノの造形に留まらず、新たなサービスの創造と社会実装を行える人材の育成を目指しています。そのために、デザイン・テクノロジー・マネジメント・キュレーションといった4系列の専門教育科目と研究分野を構成しつつ、それらを統合するPBL系実習・演習科目を、学外機関との連携によって設置しています。

教育プログラム

本専攻では、専門的デザイン教育及び産学連携プロジェクト(PBL)を専門科目および各研究室で実施します。同時に、異分野協働によるインターディシプナリーを経て、未来価値を新たに創造するため、各種企業や団体、研究機関等との連携プロジェクト授業群によって、より大きな枠組みから製品やサービスを革新することのできる人材を養成します。海外企業との共同による「グローバルイノベーションプログラム」や、世界的に活躍するデザイナーが指導する研究ユニットでの連携プロジェクトなど、段階的により大きな異分野混合チームワークを経験させることで、国際的に活躍できるトータルなデザイン能力(デザイン、ビジネス、テクノロジー、キュレーションの専門的知識を融合することで新しい価値を創造する能力)を修得させます。

また、キュレーション分野においては、ゼミ形式によりみずからの研究テーマを教員・院生の前で口頭発表し、ディスカッションを重ねると同時に、博物館資料実習Ⅰ~Ⅳにおいて美術工芸資料館収蔵資料を用いた「キュレーション」を経験することにより、みずからの研究を論文や「企画」、「編集」、「ディレクション」、「展示」というかたちで提示するための基礎力を習得させます。これは、学芸員希望者にとっては、実践力を身につける機会となり得ます。

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