脱石油・脱化石燃料を目指した再生可能な資源に基づく材料は、バイオベースマテリアルと呼ばれています。21世紀型の、環境に優しく持続可能な社会の形成において、バイオベースマテリアルは極めて重要な位置を占めており、近年、その重要性が広く認知されるに至っています。本セミナーでは、バイオベースマテリアル研究の魁的存在である2名の先生をお招きし、最先端の研究・開発の現状と問題点、さらには将来の展望についてお話し頂きます。また、バイオベースマテリアルの製品開発のリーディングカンパニーの方に、市場開発状況の視点からバイオベースマテリアルの物性についてご講演いただきます。多数の方のご参加をお待ちしております。

〈プログラム〉

13:30?14:30

「バイオベースポリマーの高性能・高機能化：ポリ乳酸系素材を中心に」
京都工芸繊維大学 名誉教授　木村 良晴 氏

14:30?15:30

「生分解性ポリエステル研究の30年：これまでとこれから」
高輝度光科学研究センター理事長　東京工業大学名誉教授　土肥 義治 氏

15:45?16:45

「微生物産生ポリエステル”PHBH”の物性及び市場開発状況」
(株)カネカ　GP事業開発部技術統括グループ　菅谷 剛彦 氏