(地独)京都市産業技術研究所と京都工芸繊維大学繊維科学センター  研究交流会

日 時 平成26年10月29日(水) 14:00~17:15
場 所 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス西部構内 創造連携センター2階 プレゼンテーションルーム
(※キャンパスマップをご覧ください)
趣 旨 (地独)京都市産業技術研究所と京都工芸繊維大学繊維科学センターは,京都市と国立大学法人京都工芸繊維大学との地域の活性化及び産業の振興に係る連携・協力に関する協定(平成22年9月3日締結)第2条に基づく連携・協力事業を実施するために締結した覚書にもとづいて,研究連携を推進するための研究者交流を実施しています。今回,本年4 月より,新たに地方独立法人化した京都市産業技術研究所色染化学チームのインクジェットプリント技術及び染料分析技術などの染色加工技術関連の研究者および京都工芸繊維大学繊維科学センターの繊維加工関連技術分野の研究者より数件の研究発表会を企画致しましたので,多数の方々のご参加をお待ちします.
概 要 ・14:00~14:10

(1)挨拶 京都工芸繊維大学繊維科学センター長 浦川 宏
(2)研究発表 司会  (地独)京都市産業技術研究所 早水 督

・14:10~14:40

【テーマ】 「インクジェット捺染前処理における主要薬剤が発色性と尖鋭性に与える影響」
【発表者】 (地独)京都市産業技術研究所 色染化学チーム 研究員 向井 俊博
【概?要】 インクジェット捺染は微小な液滴を布帛に塗布し,ドットで画像を表現する捺染方法であるが,インクの安定性を保つために染料と発色剤を別々に付与している。この発色剤付与工程が染料インクの発色性や画像の尖鋭性に及ぼす影響を検討した。

・14:50~15:30

【テーマ】 「特定芳香族アミンをはじめとする繊維製品に含まれる物質の法規制への対応」
【発表者】 (地独)京都市産業技術研究所 色染化学チーム
研究員 上坂 貴宏、研究員 緒方 規矩也
【概?要】 『特定芳香族アミンを生ずるおそれのあるアゾ染料を含有する家庭用品の規制』(仮称)が今年度内に公布予定である。当研究所においても法規制への対応に向けた取り組みを実施しており,分析方法の確立,京都市内染色業界への対応等について発表する。

・14:50~15:30 休憩

・16:00~16:30

【テーマ】 「天然染料を用いたインクジェット染色」
【発表者】 京都工芸繊維大学大学院 バイオベースマテリアル部門 助教 綿岡 勲
【概?要】 天然染料をインクジェット染色のインクに用いたときのカラー化の試み、迅速処理の試みについて検討をおこなった結果を紹介する。

・16:40~17:10

【テーマ】 「人体により安全な新しい染料を用いた染毛についての研究」
【発表者】 京都工芸繊維大学大学院 バイオベースマテリアル部門 准教授 安永 秀計
【概?要】 主に使用されている酸化染毛剤を用いて染毛すると、毛髪や頭皮が傷み、染毛後にかぶれや激しい症状が現れることがある。そこで、人体と環境への負荷をより低減させた染毛用染料を、バイオベースマテリアルを用いて開発してきた。これまでの研究結果について発表する。
参加費 無料(参加申込み不要)
問い合わせ 京都工芸繊維大学 繊維科学センター
TEL:075-724-7701 FAX:075-724-7705
E-mail:fiber[at]kit.ac.jp (※[at]を@に変換してください)
Webサイト 詳細はURL: http://www.cfts.kit.ac.jp/ を御参照ください。