組み込み系Linuxは、TRONなどのRTOSが持つ軽快さと、Windowsなどの汎用OSが持つ豊富な開発環境の両方の利点を持つ。近年、安価なマイコンボードでもLinuxが動作可能になり、グラフィックを含む潤沢なライブラリを活用できるようになった。例えば、タッチパネル液晶付Linuxマイコンボードが、従来のメカニカルスイッチやランプを置き換えつつあり、安価で柔軟な「部品」としての有用性が高まっている。
本講習会では、製品化フェーズで重要となるシステムチューニングについて基礎から平易に解説する。特に、アプリケーションやブートシーケンスなどのプロファイリング(分析)の技法と、システムサイズ削減、起動時間短縮、耐タンパ性、等を実現するためのチューニング(最適化)の技法について実習を交えて詳解する。
◆ 先端技術研修要項(PDF)
申し込み締切日:平成28年9月23日(金)