昭和初期のお酒のポスターは色鮮やかに刷り上げられており、単に広告としての役割だけでなく、芸術品として鑑賞されていたこともあって、当時から収集の対象となっていました。そんな芸術品としても愛されたポスターは、昭和を感じる一つの作品と言えるでしょう。昔懐かしい雰囲気を味わってもらい、お酒のポスターから大衆文化の変化も感じてもらえるよう、キリンビールやサッポロビール、月桂冠など、現代でもよく聞く酒造メーカーのポスターを中心に、十一点の作品を紹介します。
※本展覧会は「博物館実習」の一環として京都工芸繊維大学の学生によって企画・実施されるものです。