19世紀末パリ、ベル・エポックを生きた大女優サラ・ベルナール。彼女は、新芸術様式“アール・ヌーヴォー”が輝き始めた頃、演劇・芸術・ファッションで人々を魅了し、広く名声を博しました。
また、当時ポスター画家として無名だったミュシャに劇場ポスターの制作を依頼。そのポスターはたちまち人気となり、ミュシャはアール・ヌーヴォーの代表的な芸術家となりました。そこにデザインされた、いわば“ミュシャ・スタイル”は、演劇世界だけでなく、消費社会の到来にあわせて、商品広告にも応用されていきました。
20世紀になると女優としての活躍だけでなく、イギリスやアメリカ、世界各地で興業を主催し、国際的な大女優となります。さらに、自ら執筆や彫刻の制作を行うアーティストの一面もあり、多彩な才能を発揮していきます。
本展は大女優サラ・ベルナールを様々な側面から紹介する日本初の展覧会です。彼女の芸術表現ともいえる「舞台」(衣装・装身具など)を中心に、ミュシャ、ラリックなどアール・ヌーヴォー、アール・デコの作家として有名な数多くの著名作家の作品を一堂に集め、「ベル・エポック(美しき時代)」の世界を紹介します。
- 開催期間
- 2018年11月17日(土)~12月1日(土)
- 休館日
- 日曜・祝日
- 開館時間
- 10:00-17:00(入館は16:30まで)
- 会 場
- 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
- 入館料
- 一般:200円、大学生:150円、高校生以下無料
※京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料です(入館の際は、手帳の提示をお願いします)。
- 主 催
- 「サラ・ベルナールの世界展」実行委員会
- 後 援
- 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本/京都府/京都市
- 協 賛
- 株式会社ペーパル/株式会社渋谷文泉閣 他43社
- 特別協力
- [フランス]エタンプ市美術館、ピエール=アンドレ・エレーヌ/ダニエル・ラドゥイユ
[日本]箱根ラリック美術館/京都工芸繊維大学美術工芸資料館/リボリアンティークス
- 監修/企画・構成
- ピエール=アンドレ・エレーヌ(マキシム美術館学芸部長/美術史家)
岡部昌幸(帝京大学文学部史学科教授、群馬県立近代美術館館長)
- 運営協力
- 「サラ・ベルナールの世界展」実行委員会
- 企画協力
- 株式会社燦京堂
- 問合せ先
- 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館
TEL:075-724-7924
FAX:075-724-7920
E-mail:shiryokan[at]jim.kit.ac.jp (※[at]を@に変換してください)
URL:http://www.museum.kit.ac.jp/
展覧会HP:http://www.museum.kit.ac.jp/20181117s.html