加藤周一（1919-2008）は、戦後日本を代表する国際的知識人であり、東洋的かつ西洋的視点をもとに日本文学史や日本美術史を研究していました。
　本講演会は、この生誕百周年に際して、立命館大学の「加藤周一現代思想研究センター」の活動の意義と展望を示すとともに、日中の相互理解のための晩年の加藤周一の仕事や、これまであまり注目されてこなかった加藤氏の知識人像を紹介します。彼の学術的な側面だけでなく京都を愛した彼の人間的側面を発信します。

　プログラムと講師の詳細はこちら（PDF）をご覧ください。

プログラム

14:00

開会の言葉
＜司会＞　小関 素明(立命館大学)

14:05

『しかし、それだけではない。加藤周一　幽霊と語る』
（加藤周一映画製作実行委員会 矢島翠 / 桜井均）より一部抜粋を上映

14:15

講演
「加藤周一文庫と『加藤周一の方法』」
鷲巣 力（立命館大学）

14:55

講演
「晩年の加藤周一の仕事 ―日中相互理解のために―」
彭 佳紅（帝塚山学院大学）

15:35

休憩

15:50

講演
「加藤周一における理性と精神性 －死の意識から人間主義的思想へ」
ジュリー・ブロック（京都工芸繊維大学）

16:30

質疑応答

17:00

終了

懇親パーティー

講演会後、17:30より懇親会を白沙村荘のNOANOA(ノアノア)にて開催予定です。
瀬戸桃子『京都の加藤周一　白沙村荘とかもがわ出版』（11 分）並びに『矢島翠、加藤周一を語る』（9 分）を上映予定です。