基金の趣意

京都工芸繊維大学基金の趣意

 およそ120年前に創設された京都工芸繊維大学の前身校である京都蚕業講習所(京都高等蚕業学校)及び京都高等工芸学校は、日本の伝統技術に基づく近代化にいち早く取り組み、日本の産業振興に寄与してきました。
 また、昭和24年に国立大学として創立された本学は、小規模理工系大学ながら科学技術の研究と開発による実学を常に念頭におき、学問のみならず20世紀日本の経済成長、社会発展に寄与するとともに、大学教育を通して実学を支える人材の育成を行ってきました。
 その間、幾多の気鋭な人材を輩出し、彼等、彼女達が、本学の期待に応え、京都をはじめ全国各地において、あるいは国際的な舞台において輝かしく活躍しておりますことを大きな誇りとするものです。
平成16年4月に国立大学法人となった本学は現在、グローバル化、専門分野連携、デザイン・シンキングを基本として人材育成を行い、大学改革を進めております。
 さらに、平成28年4月からは、これらを具現化するために、国際的に活躍できる理工科系高度専門技術者『TECH LEADER(テック・リーダー)』の育成を目標に掲げ、教育プログラム改革を実行しております。
 教育研究の成果は、実感できるまでに時間がかかりますが、今後も、これからの10年、20年、50年、100年後を見据えた人材育成を行っていく所存です。
 しかしながら、将来を担う有意な人材を育て、特色ある教育研究を一層力強く推進していくには、より柔軟で機動的な財政基盤の確立が不可欠です。
 このため、本学は、京都工芸繊維大学基金を創設してこれに備えることとし、学内外に広くご厚志を募っております。
 なにとぞ、本趣意をご理解いただき、引き続きご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

平成30年4月

京都工芸繊維大学基金委員会委員長