生体分子機能学教育研究分野 (片岡 孝夫、市川 明)
【研究テーマ】動物細胞の情報伝達と細胞機能の分子メカニズムの解明と応用
【キーワード】炎症反応/バイオプローブ/情報伝達
微生物や植物が産生する「小分子化合物」は、様々な生理活性をもち、医薬品や機能性食品の有効成分や生命科学研究におけるバイオプローブとして重要です。本教育研究分野では、「小分子化合物」を切り口としたケミカルバイオロジーの研究手法を活用した生体分子機能解析を行っています。
具体的には、がん、生活習慣病、炎症性疾患等の治療や予防への貢献を目指し、ヒトやマウス等の動物細胞の複雑な情報伝達や細胞応答の仕組みの解明を試みています。
また、本教育研究分野では、がん細胞やウイルス感染細胞を殺傷する細胞傷害性T細胞やナチュラルキラー細胞がもつ特殊な細胞小器官「細胞傷害顆粒」の機能解析や応用研究にも取り組んでいます。