平成19年度環境物品等の調達実績の概要
平成20年6月10日
国立大学法人 京都工芸繊維大学
 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成12年法律第100号。以下「グリーン購入法」という。)第8条第1項の規定に基づき、平成19年度環境物品等の調達実績の概要を取りまとめ、公表するとともに、環境大臣に通知します。
1.平成19年度の経緯
 平成19年度については、以下のとおり環境物品等の調達の推進を図るための方針
 (調達方針)の策定・公表を行い、これに基づき環境物品等の調達を推進した。
       平成19年3月29日 調達方針を策定
       平成19年4月 3日 調達方針を公表
2.特定調達品目の調達状況
各特定調達品目の調達量等については、物品の調達は「平成19年度特定調達品目調達実績取りまとめ表」〔PDF〕のとおりである。
公共工事については、「平成19年度特定調達品目(公共工事)調達実績概要」〔PDF〕のとおりである。
①目標達成状況等
 調達方針において、調達総量に対する基準を満足する物品等の調達量の割合により目標設定を行う品目については、全て100%の目標を達成した。
②判断の基準より高い基準を満足する物品等の調達状況
 平成19年度については、紙類及び文房具について、古紙パルプ配合率割合が判断基準より高い基準を満足するものを一部調達した。
③公共工事
・ 資材に関しては、路盤材は「再生骨材」、内装材はビニル系床材、空調用機器は「ガスエンジンヒートポンプ式空気調和機」、配管材は「排水・通気用再生硬質塩化ビニル管」、衛生器具は「自動水栓」、「自動洗浄装置及びその組み込み小便器」、「水洗式大便器」の特定調達品目を使用した。
・ 建設機械は「排出ガス対策型建設機械」、「低騒音型建設機械」の特定調達品目を使用した。
・ 照明器具は、Hf器具を使用した。
3.特定調達物品等以外の環境物品等の調達状況
 特定調達物品等以外の物品の調達において出来る限り環境への負荷の少ない物品等の調達に努めることとし、適合品が存在しない場合については、エコマーク等の表示のある環境保全に配慮されている物品を調達することに努めた。
4.その他の物品、役務の調達に当たっての環境配慮の実績
 環境物品等の調達の推進に当たっては、物品等を納入する事業者、役務の提供事業者、公共工事の請負事業者等に対して、事業者自身がグリーン購入を推進するよう働きかけた。今後の物品等の調達については、出来る限り合法性、持続可能性が証明された木材製品の使用を契約の条件にするように努めるとともに、納入業者にも合法性、持続可能性が証明された製品であることを明示して納品するように働きかける努力を行なう。
5.平成19年度調達実績に関する評価
 平成19年度の調達実績については、概ね調達方針に定めた目標を達成していると認められる。
平成20年度以降の調達においても、平成19年度の実績を踏まえ、環境物品等の調達の推進の基本的な考え方に則り、「判断の基準」や「配慮事項」等に即してより高い判断の基準を満たす物品等の調達に努め、可能な限り環境への負荷の少ない物品等の調達に向けて更なる努力を行うこととする。また、環境物品等に関する情報について、各種環境ラベルや製品の環境情報をまとめたデーターベースなど、提供されているが、情報の信頼性や透明性等に留意してエコマークやエコリーフなどの第3者機関による環境ラベルの情報を十分に活用するなど、出来る限り環境負荷の低減に資する物品等の調達に努めることとする。