京都工芸繊維大学 ダビンチ(AO)入試

京都工芸繊維大学 ダビンチ(AO)入試 資質・能力・意欲+基礎学力の総合評価

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過去の選考内容 平成31年度

本ページでは平成31年度のダビンチ(AO)入試で行われた第1次選考および最終選考について紹介しています。

第1次選考

募集区分 全募集区分
10月6日(土)AM 講義・レポート作成 [ 詳細]
【課程に対応する学域ごとに実施】
応用生物学域
物質・材料科学域
設計工学域
デザイン科学域
ねらい 科学技術に対する基礎知識、数理力、語学力、理解力、問題解決力、論理的思考力、文章表現力をみる。
要約
応用生物学域
真核生物における生命活動の基本である細胞増殖のしくみについて講義した。動物の培養細胞、カエル卵、ならびに酵母を用いた実験例を紹介しながら、細胞周期の制御機構について解説した。それをふまえて、レポート作成では、講義の内容を理解する力、科学技術に対する基礎知識、計算能力、語学力、論理的思考能力、問題解決能力、文章表現能力を調べた。
要約
物質・材料科学域
「元素から見た科学技術-これまでとこれから」と題して、50分の講義を行い、その後、講義の理解度をはかる90分の試験を行った。
 講義の内容は、次の通りである。まず、新元素の合成・発見に関してニホニウムを例に説明し、これまでの人類の元素発見の歴史的な経過を振り返った。その後、元素の性質として、原子半径と電気陰性度を取り上げ説明した。次に、現在の科学技術において、元素の性質がどのように活かされているかということについて、光ファイバーとリチウムイオン電池を例に解説した。更に、リチウム資源に関する話題や、また、環境問題に関連した話題として、はんだとその鉛フリー化などに関して解説し、今後の科学技術のあり方について説明した。
 講義では配付した資料にメモを取ること、またそれを試験に持ち込むことを可とした。
要約
設計工学域
「機械の中のばね」と題して、社会を支える様々な機械に使用されているばねの種類や機械的性質を理解し、その知識に基づいて複数のばねからなる合成ばねの機械的性質やばねの振動現象を力学的観点から理解できるよう講義(50分)を行い、その理解度を測る筆記試験(90分)を実施した。筆記試験においては、講義理解度評価に加え、英文和訳による英語力も評価した。講義においては配付した資料にメモを取ることを許可し、その資料を試験に持ち込むことを認めた。

  • 講義内容
  • ■ばねについて
     ・ばねの種類
     ・フックの法則
     ・合成ばね
  • ■ばねと振動
     ・ばね―質量系の運動
     ・ばね―質量系の単振動
  • ■ダッシュポットとばね振動
     ・ダッシュポットの仕組みと性質
     ・ダッシュポットの力学
要約
デザイン科学域
「建築は記憶の保存術である」と題した講義(50分)を行い、その後、講義内容の理解度と、講義内容に関係して上記の「ねらい」に示した能力を見る筆記試験(90分)を行なった。講義の際に配付した資料にメモをとり、それを試験に持ち込むことを可とした。

講義内容
ヴィクトル・ユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』に書かれた「書物が建物を滅ぼすだろう」という一文から、記憶の保存術としての建築の役割を指摘することから説き起こし、近代の文化財の考えの基礎となったアロイス・リーグルが言う記念物における「記憶の価値」を説明した。その後、「建築」を伝えることで「記憶」を保存する二つの対照的なあり方を、パルテノン神殿の「修復」と伊勢神宮の「式年遷宮」を例に、「修復」と「式年遷宮」が具体的にどのように実施されるのかを見ながらこの二つのあり方を検討した。物質的なモノとしての建物を保存するパルテノンのあり方を「物質重視の立場」、材料は変わっても建物の形を伝えていく伊勢のあり方を「形式重視の立場」として、現在の世界遺産の考えの根本にある考え方と、それとは異なる別の考え方の存在を説き、後者の考えは「無形文化財」に繋がるあり方であることを示唆した。

10月6日(土)PM 課題提示・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 目的意識、学ぶ意欲、読解力、語学力、論理的思考能力、文章表現能力、創造力、適性をみる。

※過去問については、本学ホームページ/過去の入学試験問題をご参照ください。

応用生物学課程 最終選考

10月27日(土)AM 課題提示・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 論理的思考能力、問題分析能力、表現力をみる。
要約 3つの課題を提示し、レポートを作成させた。これらから論理的思考能力、問題分析能力、表現力を総合的に評価した。
 課題1ではタンパク質の1次構造の推定、転写・翻訳のメカニズム、系統樹作成法、変異の遺伝子カスケードへの影響など幅広く生物学の基本知識と遺伝学的考え方の理解および論理的思考能力を試した。
 課題2では、微生物の培養系のデータから細胞数や世代時間を推定させることで、論理的思考能力と問題分析能力を試した。
 課題3では、科学実験における対照実験の重要性を説いた英文を提示し、英文理解力だけでなく、論理的に解釈する能力および解釈を適切に表現する能力を試した。
10月27日(土)PM 面接 [ 詳細]
ねらい 説明能力、理解力をみる。
要約 生物学に関する基礎的な質問を行い、理解力と説明能力を評価した。(面接時間は1人15分程度。)

応用化学課程 最終選考

10月27日(土)AM 課題提示・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 理数系の基礎学力を前提として、現象に対する観察力、課題適応能力、問題解決能力、論理的思考能力、創造性をみる。また、自然科学に対する興味・関心、自然・人間・社会への関心や洞察力をみる。
要約 課題は全3問から成り、高校で学習した理科、数学、英語の基礎学力に基づいて解答できるものである。
課題Ⅰでは、高分子の基礎知識を問うとともに分子量の概念に関する理解力を試し、さらに物質の濃度に関連する基本問題とともに実験誤差に関する考えを論述させることで、資料読解力、論理的思考能力、ならびに創造性を評価した。
課題Ⅱでは、結晶構造に関連する資料に基づき、分子結晶やイオン結晶の基礎的な知識を問う問題を出題し、高校までの化学の基礎学力が備わっているかを評価した。さらに、結晶構造を決定する要因を説明した文章やそれに関連したグラフを提示し、グラフを記述する関数の取り扱いが可能かを確認する問題を出題し、高校までの数学の基礎学力に加え、データの解析力、論理的思考力、問題解決能力を評価した。
課題Ⅲでは、有機合成化学実験に関する英文を提示し、英文理解力、有機化学ならびに合成化学実験に関する基礎知識、計算能力に加え、化学物質を精製するための実験を構築する能力を試すことで課題適応能力を評価するとともに、現象に対する観察力・洞察力も評価した。
10月27日(土)PM 面接 [ 詳細]
ねらい 基礎学力、目的意識、自主性、適性などをみる。
要約 志望動機の他、化学と物理に関する基礎的な質問を行い、基礎学力、意欲、論理性などを含めた能力を評価した。(面接時間は1人15分程度。)

電子システム工学課程 最終選考

12月2日(土)AM 課題提示・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 課題内容の問題分析力、論理的思考によって結論を導く能力、その過程と結論を的確に表現する能力をみる。
要約 触れることなく音を奏でることのできる楽器テルミンを題材とした模擬講義を実施し、演習課題を5題課した。アンテナに手を近づけることによって音程が変化するテルミンの仕組みを、信号発生(共振現象)、うなり(2周波信号の重ね合わせ)、静電容量変化にともなう共振周波数変化、スピーカー(電気信号から音声信号への変換)など、体系的に取り扱った講義を実施するとともに、実際のテルミンに触れて、音の変化を体験的に理解してもらうよう心がけた。
模擬講義の合間に演習課題を逐次課し、解答回収後に詳細の解説を行うスタイルで、これまでに学習してきた知識を問うことはもちろん、講義に対する理解力、問題の分析能力、論理的な思考力を評価した。講義と課題解答時間を合わせて、約2時間半の時間を要した。
10月27日(土)PM 面接 [ 詳細]
ねらい 自己の考えを説明する能力、質問に対する理解力、論理的思考能力、発想の斬新性、理数系の基礎学力などをみる。
要約 面接において、2つの質問を課した。一つは、日頃から疑問に思っている不思議な物理現象の例を具体的に挙げてもらい、それに対してどう考えているのかを問う質問。もう一つは、2択で、一つは山の高さを測定する方法、もう一つは車の速さを測る方法に関するもので、実際に実施可能な測定方法を詳細に説明してもらった。上記の「ねらい」に記載されている能力に加え、日頃どの程度エレクトロニクスに興味を抱いているかという点を評価した。面接時間は1人当たり約15分間とした。

情報工学課程 最終選考

10月27日(土)AM 講義・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 講義内容の理解および結論の導出過程から、基礎学力、論理的に思考する能力や考えを的確に表現する能力をみる。
要約  2進数で表現された浮動小数点数の除算アルゴリズムについて講述した後、レポート課題を提示して総合的な理解力と表現能力を見た。
 最初に、コンピュータ内部における数の表現について講述し、次に、浮動小数点数の除算アルゴリズムについて講述した。その後、除算アルゴリズムを効率よく計算する方法について講述した。これらの講義内容を包括するレポート課題を提示し、これに対する解答を求めた。これにより、講義内容の理解力、数学や国語に関する基礎学力、論理的に思考する能力、講義内容をベースとした応用力、考えを的確に表現する能力を評価した。(9時30分から12時00分まで)
10月27日(土)PM 課題提示・グループディスカッション [ 詳細]
ねらい 提示された課題の中から問題点と解決策を見いだす能力をみる。さらに、集団の中で他人の意見を理解し、協調して意見をまとめ上げる能力をみる。
要約  ゲーミフィケーションの考え方を採り入れた交通安全教育の企画を提案しその内容についてグループ毎に議論を行った。
 まず、何らかの課題を解決するための方法としてゲームの手法を利用するゲーミフィケーションについて述べ、幾つかの具体事例について説明を行った。その後、各自でゲーミフィケーションの実例を考え、その特徴を1分間でスピーチ発表した。スピーチ発表内容を参考に自主的にグループに分かれ、グループ毎にゲーミフィケーションを用いた交通安全教育をテーマに議論を行い、その結果をグループごとにまとめて発表した。議論におけるリーダーシップの発揮、他者の意見に対する理解力、各自の発想力およびその表現能力、議論とりまとめへの協力姿勢、および発表能力に関して評価した。さらに、議論における自身の貢献や改善点、発表時の質疑のまとめを報告書として作成させ、その内容についても評価した。なお、成績評価に関しては、グループ間での企画内容の優劣は受験生個人の評価に影響しないように配慮した。(13時00分から17時00分まで)

機械工学課程 最終選考

10月27日(土)AM・PM 課題提示・プレゼンテーション [ 詳細]
ねらい 自らの力で観て、考えて、創造し、それを表現する力の素養をみる。
要約 エスカレーターの輸送能力と安全性に関する問題を出題した。エスカレーターに乗る際に急ぐ人のために片側を空ける暗黙のルールについて触れ、歩かずに立ったまま乗る場合との輸送能力を比較した実験について紹介したあと、問(1)では両者の輸送能力の優劣について考察させた。また問(2)では、輸送能力と安全性を両立した新しいエスカレーターの構造を考案させた。これらの設問により、現象の的確な把握を行い一般化してモデル化する能力、アイデアを論理的に組み立て説明する力を評価した。
一般プログラムでは回答をOHPシートにまとめさせて、プレゼンテーションおよび質疑応答を行い、考えをわかりやすく表現する力を評価した。
地域創生Tech Programではプレゼンテーションに替えて、解答用紙に記述させることで評価した。
10月27日(土)PM 面接 [ 詳細]
ねらい 論理的思考能力、創造力、チャレンジ精神、数学、物理、英語等の基礎学力をみる。
要約 機械工学を志望する理由や英語、数学、物理に対する基本的な質問に対する回答より、論理的思考能力やチャレンジ精神および機械工学に対する適性を評価した。(面接時間は1人15分程度。)(一般プログラムのみ)

デザイン・建築学課程 最終選考

10月27日(土)AM 講義・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 講義内容の理解力、整理分析能力、論理的思考能力、日本語表現能力をみる。
要約 「町家と町の両義性」と題して、町家に関する講義を行った。講義ではまず町家建築の特性に説明し、つづいて町家と道、町共同体(両側町)との関係について論じた。さらに町共同体の自治法である町式目の論理について解説した。
課題は2題出題した。[1]では町家の空間構成についてまとめさせ、講義内容の理解、文章表現力をみた。[2]では町共同体の長所と短所を講義内容をふまえて説明し、考えを述べさせた。ここでは[1]に加えて問題の整理分析と、論理的思考にもとづく問題提起の能力を評価した。
10月27日(土)PM 課題提示・グループディスカッション [ 詳細]
ねらい 問題分析力、プレゼンテーション能力、独創性、意欲、リーダーシップ、協調性をみる。
要約 AI(Artificial Intelligence:人工知能)の技術革新に対して、人間とAIは,どのように共存してゆくべきか、グループで議論し、協力しあって考えをまとめるという課題を課した。この課題に対して、グループディスカッションを行い、グループでまとめた考えの発表と、その説明をさせた。その後、グループ間での質疑応答の時間を設け、質問や意見交換を行わせた。

一般プログラム【グローバル】 最終選考

10月27日(土)AM 課題提示・レポート作成 [ 詳細]
ねらい 志望する課程に応じた専門基礎力などをみる。
要約 各課程の午前のプログラムと同じ内容を実施した。(一部、実施時間の関係で全く同じ内容ではない課程がある。詳細は、各課程の午前に実施したプログラムの要約を参照。)
10月27日(土)PM 英語スピーキング・ライティング [ 詳細]
ねらい 英語発信能力をみる。
要約 テスト概要については本学ホームページ
http://ac.web.kit.ac.jp/02/nyushi/gakubu/ao_global_about.html
を参照してください。

地域創生 Tech Program 最終選考

10月27日(土)AM 課題提示・レポート作成① [ 詳細]
ねらい 志望する課程に応じた専門基礎力などをみる。
要約 各課程の午前のプログラムと同じ内容を実施した。(一部、実施時間の関係で全く同じ内容ではない課程がある。詳細は、各課程の午前に実施したプログラムの要約を参照。)
10月27日(土)PM 課題提示・レポート作成② [ 詳細]
ねらい 地域社会等の課題に対する理解力、分析力、提案力などをみる。
要約 別紙のレポートを課した。(全課程共通、解答時間90分)