JoinTECH-Seminar 2025を開催しました

 2025年11月18日、19日の2日間にわたり、JoinTECH-Seminar 2025「TECH LEADERs Ready for a Complex World」を本学で開催しました。このセミナーは、文部科学省「大学の世界展開力強化事業」に採択された日欧教育連携プログラム「3×3教育制度の活用によるグローバルな次世代マテリアル人材育成プログラム」の1年目の成果を共有し、今後について考える機会として行ったものです。
 セミナーの開会にあたっては、本学の吉本昌広 学長の挨拶および文部科学省高等教育局 佐藤邦明参事官(国際担当)から来賓を代表してご挨拶をいただきました。続いて、ゲント大学(ベルギー)のLieva Van Langenhove教授から、本学も参画している日欧連携修士学位プログラム「WE-TEAM」を牽引してこられた経験を踏まえ、日欧の連携教育プログラムの意義や運営上の困難を乗り越えるポイントなどについて基調講演をいただきました。
 2日間にわたって行われた「JoinTECH Laboratoryプレゼンテーション」では、本プログラムに参加し、相手大学で研究活動に取り組んだ日欧の学生による成果発表が英語で行われ、発表後には参加者との活発な質疑応答が行われました。また、研究成果や留学先での様子をまとめたポスターセッションも多くの参加者の関心を集め、1年間の活動成果を広く発信する場となりました。

  • 同時開催した欧州留学フェアで連携大学を紹介

  • 学生による成果発表のポスターセッションの様子

  • ポスター発表でディスカッションする日欧の学生たち

  • プレゼンテーションで自身の経験を
    発表する学生たち

 セミナーの締めくくりとして行われたパネルディスカッションでは、本セミナーの副題「JoinTECH Laboratories and the Power of the Borderless Innovation」に即し、これからの世界で求められる TECH LEADER像や、そのために必要となる国際連携教育の在り方について、オルレアン大学(フランス)Rémi Dussart教授と本学教員による、活発で有意義な議論が行われました。

  • パネルディスカッションでの意見交換の様子
    (右:吉本学長)

  • パネルディスカッションの様子
    (左からオルレアン大学Rémi Dussart教授、
    本学 電気電子工学系 髙橋和生 教授、
    材料化学系 マリンエリア 准教授)

 今回のセミナーでは延べ164名の参加があり、ラボラトリーの垣根を超えた交流が実現し、今後の国際的な協働の可能性がさらに広がる機会となりました。「JoinTECH Laboratoryプログラム」では、引き続き、教育・研究両面での国際連携を促進し、次世代のTECH LEADERの育成に取り組んでまいります。

【このページに関する問い合わせ先】
総務企画課広報係 
TEL:075-724-7016
E-mail:koho[at]jim.kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)