シンボルマーク / 学歌

シンボルマーク

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京都工芸繊維大学は、平成16年(2004年)4月に国立大学法人として、新たなスタートをきり、同年11月に、今後の教育研究活動等の道標となる「理念」を制定いたしました。これを機に「新理念」の精神である「知・美・技」を掲げて未来を切り拓いていこうとする本学を表現するにふさわしい新しいシンボルマークを、平成17年7月に学内公募により制定いたしました。

京都工芸繊維大学は、21世紀の個性的な産業と文化を創出する「感性豊かな国際的工科系大学」づくりをめざしています。豊かな文化を育んできた歴史都市京都にあって、本学は、その前身校の時代から、伝統文化や伝統産業との深い結びつきを背景に、工芸学と繊維学にかかわる幅広い分野で常に先端科学の学理を導入し「実学」を中心とする教育研究によって、広く産業界や社会に貢献してきました。近年においては、環境との調和を意識しつつ、人間を大切にする科学技術を拓くという観点から「人に優しい実学」を推し進めることに重点を置いてきました。日本のものづくり文化の底流にある「わざ」と「こころ」を「技術知」「デザイン知」として展開することを通して、この新たなテクノロジーの確立に努め、21世紀の世界に向けて積極的に貢献したいと考えています。
今回、新しく制定したシンボルマークは、その理念を具体的にビジュアル化したものです。

■相対する2つの形態には、以下のような理念が込められています。
左部分の丸みを帯びたフォルムによって芸術と、既存の形式にとらわれない柔軟な感性や豊かな人間性を表現しています。右部分のシャープなフォルムは科学と、人間の理論的な知性や理性を表現しています。そしてこれらの2つが融合することによって「科学と芸術の出会い」を示したものです。さらに有機的な左部分を人間をとりまく自然環境、右部分を人間が作り出す技術と捉えることも出来、自然と科学技術の共生という意味も込められています。

■また1つの根元から大きく広がりいく形態は、歴史都市京都から世界に向けて、人間・環境・産業・文化調和型の個性あふれる先端テクノロジーを発信していく様子と、それを可能にする確かな力量と豊かな感性のひろがりを示しています。

■色彩は、感性を表す左部分は柔らかく伸びやかな印象を与える暖色系、理性を表す右部分は冷静で堅実な印象を与える寒色系を配し、京都の伝統と落ち着きを感じさせるトーンで統一感を出しています。

このように本学の理念である知性と感性の響き合い、知と美とが結びつき技を作り出し、伝統文化と先端科学の融合を目指す本学の姿勢が反映されています。

シンボルマークのご使用については、こちらをご覧ください。

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