実用レベルにおける世界水準の性能・機能を持つ革新的な材料創製を教育研究の中核課題に据え、有機、無機材料からハイブリッド材料にわたる広範な材料を更に高次に集積化することにより、光学材料、光電子材料、分離材料、高温材料などにおける革新を目指します。
本専攻では、高機能化及びハイブリッド化材料の創製にかかる基盤を形成させるため、高分子物性工学、無機材料科学、材料物理化学、並びに光工学などの教育を展開します。すなわち、物理化学、高分子材料科学、固体化学、材料設計学等の大学学部レベル教育の基礎を前提とし、その上に光電子材料、高機能繊維材料、機能性セラミック材料等の機能発現の仕組みを理解し、新物質の創出に展開できる能力を涵養するとともに、実用材料の創製へと展開する能力の基礎を身に付けさせます。
講義科目としては物理化学、高分子材料科学、無機材料科学、材料設計学、複合化学の5分類を柱とし、これに加えて、研究・演習を通じて、科学的原理だけでなく技術・方法を体得し、さらに判断力・プレゼンテーション能力等を外部での発表機会の増加により身につけさせます。