工芸科学研究科の概要・特色

日本で唯一の「工芸科学」を研究対象とする大学院として、「工芸科学研究科」が目指すのは、まさに科学技術と人間とがより良く結びついた「人間的な科学技術」の探求です。新たな高度技術の開発とともに、新しい技術と人間・社会との関わりを含めた総合的な教育研究を行うことが本研究科の特徴です。

生命物質科学域

生命科学と物質科学の両者を包含して構成されています

今日、生命科学と物質科学の境界はますます低くなってきています。生命体・生物の物質的な基盤とその働きのしくみが次々と明らかにされ、生命科学の研究成果の工学的展開、物質科学研究への生命科学的視点の導入および生命科学研究における物質科学的方法論の応用が今日の重要な課題になっています。このような背景のもと、生命物質科学域は生命科学と物質科学の両者を包含して構成されています。

設計工学域

人類が直面する課題を工学の立場から解決できる人材の育成を目指します。

工学は、数学や物理学、化学、生物学などの基礎理論や自然原理の理解をもとに、社会に役立つ事物や安全で快適な環境を設計し構築することを目的とする学問です。いま、グローバル化と都市化が進み、エネルギーや資源の問題、地球温暖化、超高齢化社会、災害に強い社会の構築などの課題が顕在化しています。設計工学域では、課題解決のための工学的な手法を実践し、有用さや安全性、快適さの視点で総合的な判断ができる高度専門技術者を育成します。

造形科学域

未来に起点をおき、空間と感性と事象を先導的に変革させていきます。

造形科学域は、本学草創の「工芸」を基とし発展してきました。平成26年度に新たに設置された学問領域は、未来に起点をおき、空間と感性と事象を先導的に変革させていく新たな建築学とデザイン学の2専攻で構成されます。地球規模で考えながら、京都という場でしか掴み得ない能力を磨くこと、これを〈KYOTOデザイン〉と銘打っています。環境における空間的広がりと時間的厚みを未来に向けて高次元に統合し構想する人材を育成します。

繊維学域

繊維を中心とした広範な学術分野を総合的に理解できる人材育成をめざします。

現在繊維は、衣料分野はもとより、医療、繊維複合材料として建築、航空機さらに環境に配慮した材料など、広範囲な産業分野で使われています。繊維学域では、繊維に関係する産業分野での応用展開および新規開拓に関する教育・研究を進めるために、東アジア地域の連携大学との学生主体のシンポジウムや海外から教員を招いての講義も行い、繊維を中心とした広範な学術分野を総合的に理解できる人材養成をめざしています。

学部・大学院・センター