「2025博士キャリアメッセ KYOTO/NARA 第二部」に参加しました

 2025年11月7日に奈良女子大学にて京都クオリアフォーラム主催「2025博士キャリアメッセ KYOTO/NARA 第二部」が開催されました。

 本イベントは「博士学生を知る」「共に育てる」「交流」「スキルアップ」「社会を知る」の5つを柱に、博士学生が自身の研究や経験を社会人にPRする機会を提供し、参加者全員が視野を広げ、未来の活動や行動に向けて互いに刺激を受けることを目的に、産学公連携団体である京都クオリアフォーラムに加盟する京都・奈良の7大学が連携して企画しており、本学は幹事校として参画しています。第一部は、博士号を持つ社会人との交流を軸に、京都府立医科大学にて7月に開催されました。

 第二部は京都クオリアフォーラム人材グループ主査である本学の増田新 理事・副学長による開会の挨拶で幕を開けました。プログラムは博士学生による1分間の研究発表(エレベーターピッチ)、ポスター発表、グループ交流の3部で構成され、髙田隆裕 特任教授が全体統括を担当しました。エレベーターピッチでは研究内容をコンパクトにアピール、ポスター発表では企業担当者や他大学の学生・教職員と白熱した議論を交わし、交流会では自らの経験やキャリア観について大学・研究分野の壁を超えてオープンに語らうなど、参加者は様々な方法で伝え合い、学び合い、語り合う一日となりました。

  • エレベーターピッチの様子

  • ポスター発表の様子

交流会の様子

 また、今年は博士学生の思考の広がりや学びの質の向上につながるような予定調和を排した仕掛けが随所に施され、実社会におけるトランスファラブルスキルの重要性を意識できるイベントとなりました。

 参加者は年々増加しており、今回は奈良での初開催にも関わらず過去最多となる222名が参加、83名の博士学生が登壇しました。本学からは18名の博士後期課程の学生が登壇し、博士後期課程 物質・材料化学専攻の西口直輝さんが企業賞を受賞しました。

企業賞を受賞した西口さん(右)

 キャリアメッセは今年で5回目の開催となり、全国的にも認知が広がる中、今後も未来の高度専門家である博士学生と社会人が互いに刺激を受け合い、新たな共創の場として発展していくことが期待されます。

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