電気電子工学系 山下 兼一 教授らの研究グループは、室温で「スピン量子凝縮」を実現しました

 電気電子工学系の山下兼一 教授、髙橋駿 准教授、岡田大地 助教らの研究グループは、鉛ハライドペロブスカイト(注1)微小共振器において、室温でスピン自由度を持つポラリトン(注2)凝縮(スピノール凝縮(注3))を実証しました。これまで低温でしか観測されていなかったこの量子現象を室温で実現したことにより、スピンを利用した超高速光スイッチ、スピンベース論理回路、コヒーレントスピン輸送などの新しい光量子デバイスの実用化に大きく前進しました。

山下先生

ポラリトンからの発光の顕微鏡写真。
スピノール凝縮示す量子干渉を示している。

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本研究成果は、2026年5月23日付(日本時間)で学術雑誌『Science Advances』(外部リンク)にオンライン掲載されました。

【用語解説】
注1)鉛ハライドペロブスカイト:ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を持った光を強く吸収・発光できる特徴を持つ材料で、次世代太陽電池や光デバイスへの応用が期待されている

注2)ポラリトン:光と電子励起が結合した準粒子

注3)スピノール凝縮:スピン自由度を持つ凝縮状態

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