地球フェア MINDFUL SPACESを開催いたしました。

 今、地球環境の悪化から、世界の様々な場所で自然災害が起きています。多言語多文化を学ぶグローバルコモンズでは、国籍や文化の違いを超えて、この自然災害の問題について、考える「地球フェア MINDFUL SPACES」を本学附属図書館のグローバルコモンズで2018年3月12日(月)から3月16日(金)まで開催しました。ものを大切にしない大量生産大量消費の生活を見直し、自分たちの文化を大切にし、次世代の子どもたちに美しい地球を残すために伝統を継承した新しいライフスタイルについてM カフェに集うみんなで考えました。
 期間中は、京都の伝統工芸の一つである友禅の技法を使い学生が作成したシャツの作品も展示されました。シャツの展示は、2011年3月11日の東日本大震災を契機に、文化と地球を大切にするという目的で、京都の伝統工芸を使ったシャツにより、募金を集め東日本大震災の被災者を支援してきたECO Shirts Movementをルーツに持ちます。

 3月14日(水)は、読売新聞東京本社専門委員松本美奈氏をグローバルコモンズにお招きし、その在り方について意見を伺いました。また、同席したグローバルコモンズをよく利用する学部学生からは活動に参加するようになって外国の人と話すことが楽しくなりTOEICのリスニングの点数が上がったこと、大学院の学生からは海外での英語で行う学会発表がとても上手になり高い評価を得たこと、また、留学生からは日本人と話すことが苦手だったけど積極的に人と話せるようになったことなど、グローバルコモンズの活動は有意味であることを伺える意見が多く寄せられました。松本美奈氏からは、グローバルコモンズが英語圏以外の国々についても多様な文化を学ぶ機会を提供し、また、英語とその他の言葉を用いた交流の場となっていることなどからスーバーグローバル大学の活動として非常にふさわしく有意義で素晴らしい活動であり、継続してほしいとのご意見をいただきました。

学生にインタビューする松本美奈氏

友禅の技法を使ったシャツの展示