近年、我々の健康に対する意識が高まる中で、「クオリティ オブ ライフ(QOL)」という言葉が日常的に使われるようになってきました。その中でも注目されているのが、ヘルスケア技術の進化です。繊維では、抗菌・防臭効果のある繊維のほか、体温調節をサポートする素材などが開発され、衣類を通じて健康をサポートする新しい形のヘルスケアが実現しています。また、ウェアラブルデバイスと組み合わせた「スマート繊維」も登場しており、心拍数や呼吸数などをリアルタイムで測定できる衣服が開発されています。これにより、病気の早期発見や運動管理など、個人の健康維持に大きく貢献することが期待されます。このように、「繊維」は単なる衣料素材にとどまらず、未来のQOL向上を支える重要な分野へと進化している状況を鑑みて、第10回大阪地区講演会では、繊維と生活の質について考える講演会といたしました。本学のメンバーによる研究成果の紹介に加えて、ヘルスケア産業界が注目する視点、および関西地域の施策ついて特別講演を企画いたしましたので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。