大学間連携共同教育推進事業

※大学間連携共同教育推進事業とは・・・

国公私立の設置形態を超え、地域や分野に応じて大学間が相互に連携し、社会の要請に応える共同の教育・質保証システムの構築を行う取組の中から、優れた取組を選定し、重点的な財政支援を行うことにより、教育の質の保証と向上、強みを活かした機能別分化を推進することを目的としています。

繊維系大学連合による次世代繊維・ファイバー工学分野の人材育成

平成24年度文部科学省「大学間連携共同教育推進事業(分野連携)」において採択されました。
なお、平成24年度は事業全体で77件の申請があり、そのうち24件が採択されています。

【代表校】 信州大学
【連携校】 福井大学、京都工芸繊維大学
【その他関係機関】 繊維学会、繊維機械学会、日本繊維製品消費科学会、日本繊維技術士センター、日本衣料管理協会、日本繊維産業連盟
【取組内容】 大学院に「繊維・ファイバー工学分野」の専攻を有する高等教育研究機関(信州大学、京都工芸繊維大学、福井大学)が教育研究資源を連携・融合し、各大学の 強みを活かし、弱い機能を補完する形で我が国における繊維系大学院連合の構築を目指す。繊維系大学院連合と産業関連団体、繊維系資格関係団体、繊維系関係 学会とが連携して、アカデミックインターンシップ、海外大学教員による授業を開講し、同分野の基礎から応用、製品開発までの一貫した知識・技術を修得さ せ、グローバルな視野を持ち、課題設定力・課題解決力、リーダーシップ、国際感覚を兼ね備えた技術者、研究者を育成することを目的とする。また、併せて産 業界の要請に応える「共同の教育・質保証システム」を構築することを目指す。さらに、繊維技術士を取得できるレベルにまで若手技術者を教育し、繊維製品品 質管理士を育成するための指導を行えるレベルの人材を輩出することを目指す。
【採択理由】 「繊維・ファイバー工学分野」での実績を有する3大学が連携することにより、各大学の強みを活かし相互補完的に繊維系大学院連合の構築を目指す点は、ステークホルダーからの要請を踏まえた内容となっており有意義である。