「ダイソン エンジニアリング レクチャー&ワークショップ」を開催しました

 5月26日、「ダイソン エンジニアリング レクチャー&ワークショップ」を、本学総合研究棟4階多目的室にて開催しました。本ワークショップは、サスティナブルデザイン教育研究センターが主催し、本学の特別教育研究プログラム(昨年度「尖ったものづくり総合プロデューサー育成P」~本年度「ものづくりネットワークP」)の一環としてダイソン社と連携し、東京大学などに次いで行われました。
 午前は、参加者によるダイソン社の新製品・DC48(掃除機)の解体と組み立ての体験に続き、ダイソン英国本社シニアデザインエンジニアであるAndrew McCulloch氏による講義が行われました。講義では、同社のユニークなデザイン哲学、エンジニアリングとデザインの融合の大切さ、英国本社にあるデザイン研究開発センター(RDD)で実践しているデザインプロセス、製品の開発プロセスを、実際の開発段階で使用したスケッチや製品プロトタイプ(試作品)などをもとに紹介されました。
 午後に行われたワークショップでは、日頃の生活で不便だと感じることを解決する製品づくり、というテーマに沿ったアイデアをチームで議論・創案し、試作品を制作・発表して、その作品の必要性と意味を伝える、デザインのプロセスを体験しました。
 今回の講座には、設計工学域所属の学生を中心に約50名の学生の参加があり、熱心に講義に聞き入ったり、ワークショップではグループごとに活発な議論がなされるなど盛況をみせ、最後は参加者全員で記念撮影を行って講座は幕を閉じました。

※ジェームズ ダイソン財団が「日常の問題を解決するアイデア」をテーマに、想像力・問題解決力・チャレンジ精神にあふれた作品を世界18カ国から募集する「ジェームズ ダイソン アワード」において、平成23年に行われた第6回アワードでは本学デザイン経営工学課程4回生(当時)の岩松直明さん・建井信人さんの作品が、平成24年に行われた第7回アワードでは本学博士前期課程デザイン科学専攻修了生の石井聖己さんの作品が、それぞれ国内最優秀賞を受賞しております。

Andrew McCullochダイソン英国本社
シニアデザインエンジニアによる講義の様子
講義に聞き入る参加者 学生による発表の様子
一昨年国内最優秀賞を受賞した岩松直明さん(中央) 参加者全員で記念撮影