京都工芸繊維大学創立記念日記念講演会が開催されました

 本学設立から64周年となる5月31日、60周年記念館記念ホールにて、京都工芸繊維大学創立記念日記念講演会を開催しました。当日は古山正雄学長の挨拶の後、「社会との絆」「地域とともに」をテーマに、建築造形学部門・中川理教授、先端ファイブロ科学部門・森本一成教授による講演が行われました。
 中川教授による講演は、「まちづくりをリードした建築や土木のデザイン-地域とともに歩んだ建築家・デザイナー-」というテーマに行われ、京都のメインストリートである四条通の歴史の紹介や、本学の前身である京都高等工芸学校で教員を勤めた建築家・武田五一の紹介等が行われました。続いて行われた森本教授による講演では、「高齢者や障がい者の潜在能力の発現をアシストする技術-地域とともにこころのコミュニティを形成するために-」というテーマのもと、現在行われている在宅高齢者のこころの支援活動の紹介や、障がい者の社会参加の必要性を訴えるビデオの紹介がありました。
 会場には江島前学長や本学OB、企業関係者など100人に迫る来場者があり、京都の歴史の紹介や現代社会の課題を浮き彫りにした貴重な講演に、真剣なまなざしで聞き入っていました。

古山正雄学長による挨拶の様子 中川理教授による講演の様子
森本一成教授による講演の様子 講演を聴講する参加者