創造連携センター先端技術研修を実施しました

 6月28日(金)、京丹後キャンパスにおいて、創造連携センター先端技術研修「組み込みリアルタイム計測・制御」技術講習会を実施しました。
 工作機械や生産設備では、各種センサを用いた物理量の計測と、動力源であるアクチュエータの制御が不可欠であり、それらはマイクロコントローラ(MCU)を中心とする組み込みシステムとして実現されています。競争力のある製品開発のためには、リアルタイム性を損なわない計測や制御が求められており、ファームウェア開発においてMCUのアーキテクチャを深く理解することが重要となります。講習会では、情報工学部門福澤理行准教授の指導の下、MCUとして近年の採用実績が増えているARM Cortex-Mプロセッサをターゲットとして、そのアーキテクチャを基礎から学習し、統合開発環境MDK-ARMを用いたアプリケーションのビルドとデバッグまでを実習しました。さらには、工作機械や生産設備で重要なモーター制御についてもサンプルアプリケーションの開発を行いました。