ユニバーサルデザインセミナーを本学で開催しました

 平成28年9月28日に本学を訪問した、タイ・CIT社が主催するユニバーサルデザイン(UD)コンテスト審議員(カセサート大学、チュラロンコン大学、キングモンクート工科大学の建築学科の教員)及び優勝者に対して、UDセミナーを開催しました。

 セミナーに先立ち、審議員及び優勝者らが古山学長と懇談しました。懇談では、最初にCIT社コーディネーターからの挨拶等があり、古山学長からは、本学とタイの国際交流協定校の活発な交流や、開催企画中のタイの大学とのジョイントシンポジウムについて紹介がありました。

 続いて行われたセミナーでは、受賞者2名(一般部門と学生部門)によるコンテスト受賞作品の説明があり、デザインコンセプトなどについて活発な議論がありました。次いで、本学のデザイン・建築学系、繊維学系、基盤科学系、情報工学・人間科学系所属の4教授から、それぞれの研究紹介ならびに各分野から見たUDについて解説がありました。「誰のための、何のためのデザインか」を常に注意深く思考することが重要との考えが共通して指摘されました。また、基盤科学系の教員の紹介した茶道のお点前における7則はロン・メイスの提唱したUD7原則に通じるものがあり、参加者にとって非常に刺激的な内容となりました。ディスカッションではユニバーサルデザインワークショップ、国別カラープリファレンス、多言語コミュニケーション、障害者のヒューマンインタフェースなどについての活発な意見交換が展開されました。

  • 懇談の様子懇談の様子
  • 懇談後の記念撮影懇談後の記念撮影
  • セミナーの様子セミナーの様子
  • セミナー後の記念撮影セミナー後の記念撮影