KIT Electronics Summer School 2017を開講しました

 平成29年6月19日(月)~30日(金)の間、サマープログラムであるKIT Electronics Summer School 2017が、電気電子工学系の高橋和生准教授とオルレアン大学ポリテク・オルレアン(フランス)のLaifa Boufendi(ライファ ブフェンディ)教授との連携により実施されました。
 オルレアン大学ポリテク・オルレアンから7名、ユストゥス・リービヒ大学ギーセン(ドイツ)から2名、本学学生17名に加え、カザフ国立大学(カザフスタン)からJST「さくらサイエンスプラン」の支援を受けた学生9名が参加し、総勢35名の学生が2週間を共にしました。

 参加学生は9つのチームに分かれ、Arduinoを用いてシステムを構築し、「何かを作り出す」課題に取り組みました。それぞれ3~4カ国のメンバーからなるチームは、学内での議論や試行錯誤及び京都市内の探索を経て、京都の観光やナビゲーションを支援するシステムや京都にちなんだゲームなど様々なアイテムを作製し、最終日にプレゼンテーションを行いました。全てのチームのアイテムにおいて、異なる国籍を持つ学生達が共に過ごすことによって得られた創意工夫が見られ、国際交流・協力が表現されたことが印象的でした。
 また、5日目にはカザフスタンの学生に対してプラズマ工学についての知識を教授する「プラズマ・ナノテクノロジー・セミナー」が実施され、Boufendi教授による講義と実験指導が行われました。

 海外から参加した学生は一つの宿舎に滞在し、日本人学生も含めて課外でも交流を深め、時間を共有することができました。
 2回目となる今年度のプログラムは、学内の学生にも広く参加を呼び掛けるなど、より開かれた形で実施され、参加大学、参加者も大幅に増加しました。実践的な国際交流の在り方の一つのモデルとして、本学の国際化を牽引する事業となっています。

本プログラムについては、JST(科学技術振興機構)のさくらサイエンスプランHPにも掲載されています。
ぜひご覧ください。
https://ssp.jst.go.jp/report2017/k_vol052.html

  • プログラム・オリエンテーションプログラム・オリエンテーション
  • Boufendi教授による講義Boufendi教授による講義
  • チームに分かれて課題に取り組むチームに分かれて課題に取り組む
  • 参加学生とスタッフ参加学生とスタッフ