第15回日越セミナーを開催しました

 平成29年9月16日(土)~17日(日)、ベトナムのホーチミン理科大学で第15回日本-ベトナムジョイントセミナーを開催しました。

 これは、本学とベトナムの大学間の連携強化と研究交流促進を目的に、平成14年度から毎年開催されているものであり、今年で15回目を迎えました。当初化学系の分野から始まった本セミナーは、近年交流分野が拡大し、今年度、本学からは応用生物学、生体化学、高分子化学、情報工学から総勢35名の教職員・学生が参加し、ベトナム側からは、ホーチミン理科大学、カント大学、ハノイ医科大学等から約100名が参加しました。本セミナーは研究者交流を促進するだけでなく、平成25年度からはベトナムでのグローバルインターンシップ中の学生も出席しポスター発表等を行っており、教育面でも重要な役割を果たしています。また、今年度のセミナーは、本学とベトナムの大学との交流において長年、中心的な役割を果たしてきた材料化学系 宮田貴章教授にとって、定年退職前の最後の参加となりました。その功績を記念し、宮田教授による「My Journey from the War-torn Viet-Nam to the International World of Science and Technology」と題する特別講演がセミナー冒頭に行われ、参加者は宮田教授の留学生時代の思い出や40年以上にわたる研究生活の話に聞き入りました。

 セミナー終了後は、本学に留学経験のあるベトナム人学生らの同窓会とセミナー出席者の懇親会が合同開催され、学術交流の場であると同時に、本学の卒業生・教職員との交流を繋ぐ機会となりました。

  • セミナーの様子セミナーの様子
  • 学生のポスターセッション学生のポスターセッション
  • 同窓会において記念フレームを贈られる宮田教授(右)(左はホーチミン理科大学Tran Linh Thuoc学長)同窓会において記念フレームを贈られる宮田教授(右)
    (左はホーチミン理科大学Tran Linh Thuoc学長)