KYOTO Design Lab
本学のFixpertsプロジェクトがRCA Helen Hamlyn Fixperts Award 2018を受賞しました

 KYOTO Design Labは、2015年より3年生のデザイン専攻学生のカリキュラムの一環としてFixpertsに取り組んでいます。学生たちは、京都でデザインパートナー(プロジェクトではFix Pertnerと呼びます)を見つけ、ディスカッション、民俗学的リサーチ、プロトタイピングの反復を通して、Fix Pertnerの仕事を手伝う道具や環境を改善するプロダクトのデザインを目指しました。また、Fixpertsプロジェクトは、デザインや制作プロセス、アイデアが進化する過程を説明する4分間のバイリンガルビデオの制作も求められます。

 RCA Helen Hamlyn Fixperts Award は、英国王立芸術学院[RCA]のヘレン・ハムリン・デザイン・センター(Helen Hamlyn Centre for Design[HHCD])が運営する賞です。6人の審査員が、直接的かつ実質的な価値を生み出しているFixperts作品を選出します。評価基準はつぎの3つです。

  1. どのくらい問題が対処されたか
  2. どのくらい力強く問題に取り組んだか
  3. どのくらい最終成果が成功したか

 9カ国41プロジェクトのなかから、工藤外四、中山うらら、八木まどか、Ah Hyoen Kim が取り組んだ「Bebento」が、RCA Helen Hamlyn Fixperts Award 2018 の次点入賞者に選出されました。彼らは、京都市内を移動しながら靴の修理をおこなうナカガワミチオ氏をパートナーに、ナカガワ氏が移動した場所で効率的かつ迅速に仕事場とディスプレイをセットアップできるようにする方法の開発に取り組みました。彼らは解決策として、日本のお弁当箱をベースに、セットアップの時間を大幅に短縮できるボックスセットをデザインしました。

審査評、受賞した作品映像は下記リンク先をご参照ください。
http://www.d-lab.kit.ac.jp/news/2018/fixperts-award-2/

  • Bebento本学学生が取り組んだ「Bebento」