本学職員が、100km世界選手権に出場し女子個人4位入賞、団体戦において金メダルを獲得!

 本学学務課の職員、太田美紀子さんが、2018年9月にクロアチアで開催された第30回 IAU 100km 世界選手権(30th IAU 100K World Championship)に出場し、7時間39分45秒で完走、女子個人で4位入賞しました。各国の上位3名の合計タイムで争う女子団体戦においては金メダルを獲得しました。
 レースは、午前7時にスタートしました。天候は曇り、スタート時の気温は18度くらいで微風、途中、晴れてきたことにより気温が27度まで上昇、暑さが各国の選手を苦しめることになり、中には熱中症になる者も出ました。コースは、アップダウンのある高原地帯のロードに設定され、最初2.5km走った後、一周7.5kmで高低差150mの周回コースを13周、100kmの累積標高差は2,000mを越すという選手にとっては非常に厳しいタフなものでした。
 太田さんは、序盤、やや抑え気味の1km、4分45秒ペースで走行しました。40km地点を3時間07分16秒、24位で通過しましたが、徐々にペースアップを行い70km地点は5時間23分42秒で通過、順位を10位以内に押し上げました。レース終盤、各国の代表選手がペースを落とす中、太田さんは更にペースを上げ1km、4分30秒を切るペースで残り30kmを駆け抜けました。6月のサロマ湖100kmマラソン(日本代表選考大会)で出した自己ベストを4分以上短縮する7時間39分45秒でゴール、女子個人4位となりました。(銅メダルの選手まで僅か38秒差)
 各国の上位3名の合計タイムで争う団体戦では、日本女子チームが見事金メダルを獲得し、前回の2016年のスペイン大会に続いて2連覇となりました。彼女らが極めて高いパフォーマンスを発揮することができたのは、過去の世界大会で共に戦ったことがある気心が知れた仲間で構成されていたことなどがあり、抜群のチームワークが生み出した勝利でした。団体戦の表彰式では、両脇に南アフリカとクロアチアチームを従え、“君が代” を斉唱することになりました。
 本学の事務職員が、日本を代表するスーパー女子アスリート達と共にそのような経験をできたことは、正に褒めたたえるべき偉業であったと思います。

  • 2018年クロアチア100km世界選手権、日本代表男女8名スタート前2018年クロアチア100km世界選手権、
    日本代表男女8名スタート前
  • 太田さんゴール太田さんゴール
  • 女子団体優勝メンバー女子団体優勝メンバー
  • 4入賞の太田さんと女子世界チャンピオン4位入賞の太田さんと女子世界チャンピオン

以下、関連するWebサイト
■ IAU 100km 世界選手権(30th IAU 100K World Championship)
IAU国際ウルトラランナーズ協会The International Association of Ultrarunners
http://www.iau-ultramarathon.org/
2018年クロアチア大会を報じたIAU公式ツイッター
https://twitter.com/iaunews
日本陸上競技連盟の紹介ページ(日本代表選手派遣元)
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1278/
I RUN FAR (ウルトラマラソンとトレイルランニングに関する国際的な情報サイト)による紹介
https://www.irunfar.com/2018/09/2018-iau-100k-world-championships-results.html/amp
I RUN FARのツイッターによる紹介
https://twitter.com/iRunFar/status/1038493732398452736