International Week 2018を開催しました

 本学の国際交流活動の紹介と本学学生の留学推進を目的に、在学生向けに実施しているKITインターナショナルウィーク、第6回目となる2018年は10月22日から26日にかけて開催しました。春季・夏季休暇中に留学を経験した学生達の趣向を凝らした報告会や、長期留学をした学生による英語での報告会、秋学期からの新入留学生との交流パーティーや、企業から講演者をお招きしてのキャリア懇談会など、様々なイベントを実施しました。また、今年は「日豪イノベーション&リサーチシンポジウム」も同時開催され、両国間の科学技術連携に関する発表の後、ハイレベルな意見交換の場が設けられました。

 「海外留学説明会」には留学に興味がある多数の学生が参加し、本学の様々なプログラムについて学びました。副学長 ペッツォッティ ジュセッペ 教授は冒頭でご自身の留学体験を話され、学生たちは当時の様子について興味深く話を聞いていました。説明会の後には自分にはどのような留学が適しているかについて、様々な相談が寄せられました。

  • 海外留学説明会海外留学説明会

 また、夏季休暇中に世界各国で実施された短期留学プログラムに関する報告会が数日に渡って実施されました。オルレアン大学サマーキャンプ、キリロム工科大学ドローンキャンプ、キングモンクート工科大学トンブリ校サマーキャンプ、国立台湾技術大学サマースクールに参加した学生達が、プログラムでの体験や成果について発表し、来年度に同じプログラムへの参加を考えている学生達に向けポジティブなメッセージを送り、彼らの背中を押しました。

  • キリロム工科大学ドローンキャンプ報告キリロム工科大学ドローンキャンプ報告
  • 国立台湾科技大学サマースクール報告国立台湾科技大学サマースクール報告

 一方、長期間に渡って研究留学や企業インターンシップ等を経験した学生からは、「KITの海外留学報告会」にてさらに詳しい発表が英語で実施されました。現地での研究の進め方や、奨学金によるサポート等に関しても触れられ、参加した学生からはとても参考になったという声が多く聞かれました。

  • KITの海外留学報告会KITの海外留学報告会

 さらに、これから留学を考えている学生に向けて、昨今の海外での危機管理について専門家からの最新情報を学べる「海外危機管理セミナー」も開催され、学生達は海外で自分の身を守る知識を得ることができました。また、毎週1回お昼休みに実施しているLunchtime English Table(LET)が体験できる「LETトライアルセッション」では、簡単な英会話でも継続的に話し続けることで英会話に慣れる大切さを学ぶとともに、今の自身の英会話力を駆使する楽しい推理ゲームを行いました。

  • 海外危機管理セミナー海外危機管理セミナー
  • LETトライアルセッションLETトライアルセッション

 国際的に活躍する先輩から話を聞くイベント「Career X English」では、英語を使って仕事をしている先輩社会人から、実際に語学はどのように仕事で使うのか?どれぐらいの英語力が必要なのか?といったことを学生が直接聞けました。今回は、パナソニック株式会社 経営企画部の小足 唯氏にお越し頂き、海外大学でのMBA取得のご経験や、これからの働き方や組織のあり方の提言といった、これから社会に出て行く学生にとって大変興味深いトピックを楽しくお話し頂きました。参加した学生達からは就職活動や英語学習に大きな刺激を得たという感想が聞かれました。

 最終日には、留学生をサポートしている学生スタッフ「KITICO」の企画により、新入留学生と在学生の交流会が開催され、異文化交流を通じて友好を深めていました。

  • 新入留学生と在学生の交流会新入留学生と在学生の交流会

 毎年恒例となったこのInternational Week でのイベント参加をきっかけに、実際に留学に挑戦する学生も増えており、本学の国際化への後押しをする重要な1週間となってきています。