知的財産権セミナー2018を開催しました

 2018年11月23日(金・祝)に、松ヶ崎キャンパスにおいて、「知的財産権セミナー2018~産学連携と知的財産」を開催しました。
 本セミナーは、2004年度から本学「産学連携協力会」会員企業を主な対象として毎年度開催しています。
今年度は、本学卒業生の集まり「叡翔会」と共催し、講師3名を招き、大学研究者、大学知財部門関係者、企業研究者それぞれの立場から現場の様々なエピソードを交えた講演が行われました。
 叡翔会は、本学を卒業した経済産業省特許庁の審査官を中心に発足し、現在は特許庁、特許事務所、及び企業において知的財産関連業務に携わる卒業生で構成されており、発足から30年を経過し、知的財産権に関する法制度や実務について情報交換を定期的に行っています。
 セミナーでは、最初に京都大学生存圏研究所(農学研究科)教授の金山公三氏(本学大学院修了生)から、「木製の飛行機や自動車を目指して~木材の流動現象の発現と利用技術~」と題して、「木材の変形加工」技術を中心に具体的な映像や音声を交えて講演が行われました。
 続く講演では、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)医療応用推進室知財Gグループ長の立川伸子氏、及び株式会社エマオス京都代表取締役社長の石塚紀生氏(本学大学院修了生)から、それぞれ研究開発や特許戦略などについて講演が行われました。
 当日は学内外から56名の参加があり、参加者からは好評な意見が多く、盛況のうちに幕を閉じました。