繊維科学センター増谷一成研究員が「ウッドデザイン賞」を受賞しました

 繊維科学センターの増谷一成研究員は、自身が経営する大学発ベンチャー企業ネオマテリア株式会社と共に「改質リグニンを利用した3Dプリンター用基材の開発と造形試作への展開」でウッドデザイン賞ライフスタイルデザイン部門優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。
 ウッドデザイン賞は今年で4回目を迎え、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特に優れたものを消費者目線で評価し表彰する新しい顕彰制度です。これによって“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としているものです。
 本研究は、木質バイオマスの新たなマテリアル利用の需要創出が可能となる技術で、今後の展開が期待されるものです。次世代ものづくりの技術として注目される3Dプリンターに木の素材活用を組み合わせた「異業種協業」の見事な事例であるという評価を得ることができました。

平成30年12月6日に東京ビックサイトにて表彰式が行われました。
ウッドデザイン賞ホームページ
https://www.wooddesign.jp/

  • IMG_6055林野庁長官より表彰される増谷研究員
  • IMG_6187ライフスタイルデザイン部門優秀賞一同