汎用プラスチックの極細繊維で圧力センシング-ウェアラブルな
生体動作センサーや発電素子の低コスト化と省工程化に貢献-

 本学繊維学系の石井佑弥助教、栗原慎太郎大学院生、北山流星大学院生らの研究グループは、フィルムでは圧電挙動を示さない汎用プラスチックが、電界紡糸法による極細繊維化により、高度の圧電特性(正圧電特性)を示すことを世界に先駆けて明らかにし、この発現メカニズムも解明しました。
 これまでは、フィルムでも圧電性を示す圧電プラスチックのみが、電界紡糸法による極細繊維化により圧電特性を示すことが知られていましたが、本発見により、その固定概念が覆されたといえます。
 これにより、高価な圧電プラスチックに限定されずに、安価な汎用プラスチックで高感度な圧力センサーや発電素子を製造できる可能性が示されました。

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