学術情報ネットワーク「SINET」を活用した遠隔授業に本学が協力しました

 令和元年12月13日(金)、本学嵯峨キャンパスショウジョウバエ遺伝資源センター及び学道会館において「SINET」を活用した遠隔授業を実施しました。

 「SINET」とは、国立情報学研究所が整備しており全国の高等教育機関・研究機関及び海外の学術情報ネットワークやインターネットと高速で接続している学術情報ネットワークです。今回は、文部科学省から「学校ICT環境整備促進実証研究事業」(遠隔教育システム実証研究事業)の指定を受けた京都府教育委員会が研究開発を行っている一環として、SINETの活用を検証する実証研究に、応用生物学系都丸雅敏助教と情報科学センターが協力し、実施しました。

 本遠隔授業は、京都府立鳥羽高等学校の生徒に向けて、情報科学センターが運用管理している遠隔会議システムやファイル共有システムを使用し、昆虫先端推進拠点ショウジョウバエ遺伝資源研究部門の研究活動及び実験で使用する機器の紹介並びにショウジョウバエの観察実習が行われました。

 当日は、本学キャンパスで直接、実習を行う10名、鳥羽高等学校で遠隔教育システムを通して受講する42名の生徒が参加しました。

 遠隔授業の質疑応答の際、最初生徒が緊張する場面がありましたが、ショウジョウバエの身体の特徴や性質に着目した鋭い質問がなされる活発な一面が見られ、未来における教育の質の向上につながる有意義な授業となりました。

  • 講義をする応用生物学系都丸 雅敏 助教

     講義をする応用生物学系
    都丸 雅敏 助教

  • デジタル顕微鏡を用いた観察の様子

    デジタル顕微鏡を用いた観察の様子

  • タブレットを使って観察する様子

    タブレットを使って観察する様子

  • 遠隔授業の様子

    遠隔授業の様子