産学公連携推進センター 先端技術研修を開催しました

 令和2年2月21日(金)に、北部産業創造センター(京都府綾部市)において、産学公連携推進センター主催の先端技術研修を開催しました。

 本研修は、本学の社会貢献及び地域を志向した教育・研究の一環として開催しているものであり、また、企業の技術者を対象としたリカレント教育としても位置付けられます。

 昨年度に引き続き、情報工学・人間科学系 福澤 理行 准教授を講師として、機械・電気系技術者および電気・情報系技術者を対象に、「予知保全・異常検知のためのスマート振動解析入門」というテーマで実施しました。

 本年度は、綾部市、福知山市内の企業を中心に参加者を募ったところ、定員を上回る9名の申し込みがあり、企業の方の関心の高さが伺えました。

 当日は、IoTやAIの有力な応用分野の一つとして注目されている振動解析に基づく予知保全や異常検知について、各種センサーの選定ノウハウ、波形データの前処理と周波数解析、常時監視、の各手法を基礎から平易に解説し、プログラミングを含まない直観的な実習を通じた講習が行われました。

 参加者からは、「技術解説にとどまらず、実際に使用する場合のコストに関する説明があったため、活用方法を検討しやすかった。」「振動解析にとどまらず、IoT全般に関する理解が深まった。」といった声が聞かれ、大変好評でした。

  • 講義の様子

    講義の様子

  • 実習の様子

    実習の様子