International Week 2020が開催されました

 本学の国際交流活動の紹介と本学学生の留学推進を目的とするKITインターナショナルウィークが、2020年度は1月18日から26日にかけてオンラインで開催されました。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で海外留学は停止していますが、今回のイベントを通じて、留学を志す学生や本学の留学生達と今だからこそ出来る留学準備、国際交流とは何か?を一緒になって考える、ポジティブな一週間となりました。

 初日の海外留学説明会では、本学が平常時に実施している様々な海外派遣プログラムと奨学金について情報が提供されました。また、過去5年間の留学データを紹介し、学生達がいつ、どれぐらいの期間、どこに海外留学をしているのかを課程・専攻別に紹介し、参加した学生たちは自身の留学計画を立てるための、具体的なビジョンを持てたようでした。
また、現在トリノ工科大学にオンライン留学中の学生が、実際のオンライン授業の様子や、自身が感じているオンラインのメリット、デメリットを発表し、コロナ禍での留学にはこのような選択肢もあることが紹介されました。

トビタテ!留学JAPAN奨学金で留学した学生による体験談の報告

トリノ工科大学へオンライン留学中の学生の報告

 コロナ禍のもう一つの課題として、学生交流が制限される中、友達を見つけることの難しさがあります。そこで、本学の留学生を支援する学生ボランティアグループ“KITICO”のメンバーと、グローバルコモンズ(附属図書館1階)で国際交流を実施している“Mcafe”メンバーがコラボレーションし、学生達同士でオンライン交流ができるイベントを開催しました。

 この交流会では、エジプト人とインドネシア人の留学生が自国のランチを紹介したあと、参加した学生達が思い思いに質問をしてオンライントークを楽しみました。今後もぜひこのような交流を続けていこうと連絡先を交換し合い、盛り上がっていました。

  • オンライントークでランチを紹介する留学生

    オンライントークでランチを紹介する留学生

  • オンライントークでランチを紹介する留学生

    オンライントークでランチを紹介する留学生

 さらに、短期英語研修報告・説明会では、本年度は中止となったイギリス、オーストラリア、フィリピンへの英語研修について、今後の見通しや過去に参加した学生達からの報告会がありました。プログラム担当の英語科教員からは、将来の留学をより充実したものにするために、この時期にこそ出来ることについて様々な提案がなされました。参加した学生たちからは、「留学への意欲が下がっていたが、これらの話を聞いて改めて留学実現を目指して頑張ろうという気持ちになった」という声が聞かれました。

 また、第12回目となるCareer X English では、三ツ星ベルト株式会社の熊崎敏美氏を講師にお迎えし、国際的な仕事とは実際にはどのようなものかについて、率直なお話をしていただきました。ご自身の経験からアメリカやタイでの働き方について、また、コトバや文化の壁はどう乗り越えたのか、現地の社員との関わり方など、具体的なエピソードを多く聞くことが出来ました。

熊崎氏の講演の様子

熊崎氏の講演の様子

 本年度のインターナショナルウィークは開催直前に緊急事態宣言が発令され、全てオンラインでのイベントとなりましたが、多くの学生が参加し、参加した学生からは「モチベーションが高まった」など、コロナ禍でも前向きに国際交流を続けていく様子が伺えました。