広小路通りプロジェクトチームが社会実験「福知山 広小路テラス」を実施しました

 2021年11月6日(土)・7日(日)、本学の広小路通りプロジェクトチームが、福知山市広小路商店街振興組合様のご協力のもと、歩道活用の実証実験となる「福知山 広小路テラス」を実施しました。
 本プロジェクトは、本学デザイン・建築学系阪田教授の研究室で学ぶ大学院学生が中心となり、福知山市中心市街地の地域活性化を目標に、2019年から継続して実施している活動です。 今回は、福知山市中心部の広小路通りの歩道の活用についての実証実験を行い、広小路商店街の新たな魅力のつくりかたを提案しました。
 当日は、歩道内に自由に使える椅子・机を並べた休憩スペースや、人工芝を敷きくつろげる場所を設けるとともに、通り沿いの3店舗が歩道上で営業を行い、通行人数や滞在時間を確認、にぎわいにつながるかどうかを調査しました。実験から得られたデータは、市や広小路商店街に提供し、市外からも人を呼び込めるような有効かつ持続的なイベントとして確立することに寄与します。

〈プロジェクトチーム学生のコメント〉
 ストリートファーニチャーの制作・設置だけにとどまらず、当日の路面店舗スタッフとしてイベントに携わりました。実際に来場された方々とコミュニケーションを取ることで、普段の課題では得ることのできないフィードバックを得ることができました。ストリートファーニチャーのデザインに関しては、3メートルの柱材をそのまま机の天板・ベンチの座面として使用することで、 通りで一本のラインとして繋がり、統一感を演出するよう設計しました。また、福知山の木材店に協力していただくことで、使用した柱材はレンタルという形態を取ることができ、木材の有効活用を実現しました。

※街路備品。街灯・ベンチ・電話ボックスなど家具的なものを指す。

  • 当日の様子1

  • 当日の様子2

  • 当日の様子3

  • 当日の様子4