地域創生Tech Program生が綾部高校の生徒とワークショップを実施しました

 令和4年9月11日、地域創生Tech Program生があやべ温泉のアクティビティ施設として設置された大型迷路「迷宮 仁王門迷路」の外壁にペイントを施すワークショップを行いました。本事業は地域創生Tech Programの1~4年生の計18名が準備を進めてきたもので、当日は京都府立綾部高校の生徒9名も参加し、今回は壁面4面のうち1面の色塗り作業に取り組みました。(綾部高校での参加者募集の様子はこちら

迷宮 仁王門迷路の全容

 当施設を運営する株式会社緑土(永井晃 社長)では、巨大迷路の集客のためにこれまで様々なイベントが行われてきましたが、昨秋、話題作りの一環として本学へ壁面ペイントの依頼があり、地域創生Tech Programによる教育プロジェクトとして実現しました。学生らは永井社長や綾部市との協議を重ね、綾部の豊かな山並みをモチーフに、壁面をカラフルな花びらのグラデーションで彩りました。完成した作品は、ドイツ語で「私も」を意味する「ich mich auch いっち もっち あっち」と名付けられました。地元の方々を始め、多くの人々の思いが集まり生まれたことを表しています。

本番前のデモンストレーションや色塗り作業を行う様子

  • 山並みに映えるグラデーション

  • カラフルな花びらを模したデザイン

 また当日は、あやべ温泉の集客を目的とした事業提案に関するグループワークも実施しました。本学学生が高校生のグループワークをサポートし、最終的には永井社長にポスター発表を行いました。

  • 意見出しをサポートする本学学生

  • 高校生の発表にコメントする永井社長(左)

 本事業は、デザインコンセプトの策定に始まり、参加メンバーの募集、塗料の調整、色塗り作業の段取り、高校生との交流イベントの企画等、準備に半年以上を要したこともあり、完成した作品を前に、感極まる学生も見受けられました。
 残る3面の壁面は、毎年1面ずつペイントし、3年後の令和7(2025)年の完成を目指しています。
 地域創生Tech Programでは、これまで学年横断型の取組はあまりありませんでしたが、今回のプロジェクトでは課程や学年を超えて課題に取り組むことができました。今後も学内の教育プログラムにとどまらず、地元高校生を始め、地域との交流事業としてさらに発展させていくことを目指していきます。

完成した作品を前に全員で記念撮影