産学連携協力会 講演会・交流会を開催しました

 令和4年10月12日(水)、ホテルオークラ京都にて、京都工芸繊維大学産学連携協力会 講演会・交流会を開催しました。本協力会は地域産業界・企業と本学との橋渡し役や連携発展を目的に設置されたもので、3年ぶりの開催となる講演会・交流会には、大手企業の技術者や企画部門の担当者、中小企業の経営者、本大学の教職員などおよそ70名が参加しました。
 講演会では、本学の卒業生で、株式会社ワントゥーテン 代表取締役社長・澤邊 芳明氏をお招きし、「近未来クリエイティブカンパニーとしての軌跡と今後のビジョン―世界、社会、企業が真に解くべき課題を解決するために―」と題した特別講演が行われました。澤邊氏は、本学入学直後に、大きなバイク事故にあわれ、首から下が一切動かない状態になりました。しかし、リハビリを経て復学後、同社の前身となる事業を起業し、卒業後には会社を設立されました。
 講演では、澤邊氏の学生時代から起業にいたるまでの経緯や起業後のAI・XRの開発やデジタルツインについて、具体的な事例を交えご説明いただきました。また「幸福論」にも触れられ、「幸運な人々が、人生においては新しい体験を進んで受け入れている」、「これまでの教科書通りの答えは用意されていない。自分でチャレンジすることによりイノベーションが起こる」ということについて熱く語ってくださいました。
 参加者一同は、澤邊氏の実体験に基づく講演内容に、真剣なまなざしで聞き入っていました。
 また、講演会終了後には交流会が開催され、感染症対策が施された中、活発な情報交換・意見交換が行われました。

  • 森迫学長の挨拶の様子

  • 株式会社ワントゥーテン 
    代表取締役社長 澤邊 芳明 氏

講演会の様子