豪州海外短期語学研修を再開しました

 令和5年2月11日から3月20日にかけて、新型コロナウイルスの影響により3か年度にわたり中止していた短期海外語学研修を再開し、豪州メルボルンにあるヴィクトリア大学に学部1年次から3年次生計15名を派遣しました。本研修は、学生の総合的な英語能力向上と国際的視野の拡大を目的に、同大学の学生後援会から渡航資金の援助を受けて実施しているものです。

 参加した15名は、応募者33名の中から書類及び面接選考を経て選ばれました。まず、出発までの約2か月間、同大学の英語科教員から現地で行われる研修の概要や豪州に関する文化、生活について学ぶグループワークによる事前課題が与えられ、渡航する準備を整えました。そして、2月11日大阪伊丹空港を出発し、羽田空港経由で12日に現地入り、翌13日から3月17日までヴィクトリア大学附属語学学校で専門の英語研修プログラム(ELICOS)を受講し、19日にメルボルンを出発、3月20日に帰国しました。

 豪州滞在中は現地の一般家庭でホームステイをし、まさに英語漬けの5週間を過ごしました。語学学校では、研修に来た様々な国からの大学生とともにクラス分けされ、英語によるプレゼンテーションやグループワークといった実践的な授業を受けました。また、様々なルーツを持つ人々が暮らす人種のるつぼであるメルボルンでの生活を通し、学生たちは多様な文化に触れ、本学が掲げる“21世紀の産業、社会、文化に貢献できる国際的な理工科系高度専門技術者(TECH LEADER)の育成”の一助となりました。
 参加した学生からは、「実生活で使われる英語に触れることで実践的な英語力が高まった」、「異なる文化に触れることで視野が広がった」といった声が聞かれ、大変有意義な研修となりました。また、4月20日には、学生から英語科教員に豪州での研修内容についての報告発表が行われ、 無事一連の研修を完了することができました。

 本学では、今回の豪州での研修を皮切りに、夏季には英国での語学研修を再開する予定です。

  • 語学学校での授業の様子

  • 現地学生との交流の様子