デザイン・建築学系 武井 誠 教授が2024 グッドデザイン・ベスト100を受賞しました

 デザイン・建築学系 武井誠 教授が2024 グッドデザイン・ベスト100を受賞しました。

 グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動として、1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきたもので、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られるものです(グッドデザイン賞ホームページより)。

 武井教授は「境界空間としての建築」をテーマに研究をしてきており、本学の研究紹介動画でもその内容について紹介しています。
 https://www.youtube.com/embed/Fl_MP01HyJE

 今回受賞したのは文化施設「福武トレス 時の庭 Fギャラリー」です。これは岡山市に1985年に建てられた「福武書店迎賓館」とその庭について、その魅力をどのように残せるか、建築にしかできない新しい解決方法が求められていたところ、武井教授が「1.新旧の庭をつなぐ緑のアップデート」「2.外と内を曖昧にする森に溶け込む建築のかたち」「3.芸術品の在り様を感じる透明な鑑賞空間」の3つのテーマで復元・修復に取り組んだものです。審査委員からは「庭園は小形研三氏のオリジナルをリスペクトしながら丁寧に手を入れ、ガラス張りのギャラリーは現代的なデザインによって自然の風景に溶け込ませた。図面上は不等辺三角形のプランは強く見えるが、壁をもうけず、極細の柱で成立させる特殊な構造によって、現場を訪れると、樹木の中を歩きながら、美術作品に出会うような体験となる。」と評価されています。
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