令和6年8月9日から9月16日にかけて、アイルランドのダブリンにあるユニバーシティ・カレッジ・ダブリンに計10名の学生を派遣しました。本研修は、学生の総合的な英語能力向上と国際的視野の拡大を目的に、本学の学生後援会から渡航資金の援助を受けて実施しているものです。
参加した10名は、応募者26名の中から書類及び面接選考を経て選ばれました。まず、出発までの約2か月間、同大学の英語科教員から現地で行われる研修の概要やアイルランドに関する文化、生活について学ぶグループワークによる事前課題が与えられ、渡航する準備を整えました。そして、8月9日に関西国際空港を出発し、イスタンブール経由で8月10日に現地入り、8月12日から9月13日までユニバーシティ・カレッジ・ダブリン附属語学学校で専門の英語研修プログラムを受講し、9月15日にダブリンを出発、9月16日に帰国しました。
アイルランド滞在中は現地の一般家庭でホームステイをし、まさに英語漬けの5週間を過ごしました。語学学校では、研修に来た様々な国からの大学生とともにクラス分けされ、英語によるプレゼンテーションやグループワークといった実践的な授業を受けました。また、豊かな自然と芸術、歴史の調和から成るダブリンでの生活を通し、学生たちが多様な文化に触れることができた点については、本学が掲げる“21世紀の産業、社会、文化に貢献できる国際的な理工科系高度専門技術者(TECH LEADER)の育成”という教育方針におきましても、大変有意義な研修となりました。
10月23日には、学生から英語科教員にアイルランドでの研修内容についての報告発表が行われ、「英語で話しかけることへの躊躇がなくなった」「英語の文法の細かな使い分けを英語で再認識できたことで話しやすくなった」「日本と異なる文化を持つ国に滞在することで視野を広げ、新しい価値観を手に入れることができた」といった声が聞かれ、無事一連の研修を完了することができました。
本学では、引き続き短期海外英語研修プログラムを通し、学生の総合的な英語能力向上と国際的視野の拡大を支援していく予定です。
語学学校での様子
現地学生との交流の様子