平成29年度職員海外派遣研修(短期)
日下 千夏

所属 学務課
氏名 日下 千夏
期間 平成29年8月21日~平成29年9月9日
派遣先 キングモンクート工科大学トンブリ校、チェンマイ大学(タイ王国)

1.研修の概要

研修の目的:語学力の向上、さらに海外の大学事情及び国際化に関する取り組みを学ぶこと

(1)8月21日~31日:キングモンクート工科大学トンブリ校(KMUTT)

KMUTTサマーキャンプの引率

(2)8月31日~9月9日:チェンマイ大学(CMU)

ジョイントディグリーオープニングセレモニーおよび本学海外オフィスの開所式参加、本学・CMU共同建築ワークショップの視察、ジョイントディグリープログラム(以下JDP)運営に係る打ち合わせ・意見交換、他私立大学タイ連絡事務所長との情報交換。

(1)キングモンクート工科大学トンブリ校での研修内容詳細

キングモンクート大学トンブリ校(KMUTT)は、バンコク郊外にキャンパスを構える、学生数約16,000人、教職員・スタッフ数約1,200人と、タイ国内でも有数の大規模な工科系大学です。教育・産業の両方の拠点として経済と生活の質の向上に貢献することをポリシーに掲げており、建築系・生物資源系・エネルギー・工学・環境などの分野に強みを持っています。因みに、キングモンクート工科大学としては、このトンブリ校のほかにラカバン校・ノースバンコク校の合わせて3校がありますが、それぞれ異なった特徴を持っており、ほぼ独立した大学と捉えた方が良いとのこと。


KMUTTの正門

KMUTTの正門。前年に亡くなった
プミポン前国王の大きな祭壇がありました。


交通量はかなり多めです

全体に道路が張り巡らされており、
交通量はかなり多めです。

本学は、平成28年度より「KMUTTサマーキャンプ」として学部学生を夏季10日間ほどKMUTTへ派遣するプログラムを実施しており、今回は研修の一環でその参加学生9名に帯同し、プログラムの運営補助等を行いました。KMUTTサマーキャンプの実習内容としては、主に、現地学生と行う実践的な課題解決型(PBL)授業とタイの文化体験、そして日系企業訪問の3つがあります。
 PBL授業では、KMUTTの英語クラスに本学学生が合流し、日タイ混合のグループを組んで共に課題に取り組みました。課題は大きく分けて2つあり、はじめの課題は、英語を苦手とする架空のKMUTT学生が英語力を向上させるためには何が必要かをグループごとに話し合い、1カ月の勉学スケジュールを作成するというもの、2つ目の課題は、いずれかの公共施設を想定し、そこでのルール(禁止事項等)をグループごとに3つ決め、それを遵守させるためのポスターを作成して発表するというものでした。それぞれの課題はさらに細かい3つのPhaseに分かれていましたが、タイ側の学生は毎回のPhaseごとに変わるため、日本人学生は前回の授業で何を行ったかをグループ内の他メンバーに説明する必要があり、また1グループにつき日本人学生は1~2人だったため「自分が英語を話さなければいけない(他人任せにはできない)環境」が作り上げられており、その中に置かれた本学参加学生の英語コミュニケーション能力の向上度合いには目覚ましいものがありました。タイ側の学生にとっても、日本人学生と英語を使って話しながら課題をこなしていくというのは初めての経験だという学生がほとんどで、初めはコミュニケーションに苦労している様子でしたが、授業の後半になると、積極的に課題に役立ちそうなKMUTTのリソースを紹介してくれたりタイの文化事情について話してくれたりと、その変化が見てとれました。授業の最後に感想を述べる場面では、「コミュニケーションにおける世界共通語としての英語を学ぶことの重要性を実感した」という声が多く聞かれ、日本人学生だけでなくタイ側の学生にとってもこのプログラムは有意義であると感じました。


グループワークの様子

グループワークの様子。タイ側の学生数は
各クラス18~35名ほど。


1つ目の課題

1つ目の課題で、英語の苦手な学生向けの
英語学習スケジュールを作成中。

タイの文化体験授業には、学生と共に私も参加させていただきました。2回ある授業の始めの回では、タイの言葉や料理、名所等、タイにまつわる様々な文化を学びました。タイ語を学ぶ場面では、学生ひとりひとりに好きなものを答えさせ、それをタイ語にしたものを「タイでの自分のニックネーム」として教えたり、タイ料理の名前が食材名や調理法名の組み合わせであるということを分かりやすくするために、それらの要素が描かれたカードを使用したりと、学生を飽きさせず、また純粋に楽しみながらタイの文化が学べるよう工夫されていると感じました。また、タイの文化を紹介する際に、教員が「日本ではどう?」と逆に学生に投げかけることで、同時に日本の文化についても改めて考えるきっかけとなっていることが印象的でした。2回目の授業は調理実習で、代表的なタイ料理であるパッタイを作りました。調理法はごく簡単でありながら、タイ特有の食材や調味料を多く使い、タイの食文化をもっとも身近に体験できた時間であったと思います。また、同時期にKMUTTを訪れていた金沢大学の学生と合同授業であったため、国内の他大学と交流できる機会にもなりました。


文化体験授業

文化体験授業で、タイの挨拶の仕方を
教わる学生たち。


パッタイの調理実習

パッタイの調理実習。講師の先生に教わりながら
食材を炒めていきます。

プログラム後半には、日系企業2社を訪問しました。どちらの企業の日本人職員の方からも、母国とは違う環境に身を置き、現地労働者と共に働くということの難しさ・厳しさはもちろん、それと同時に大きなやりがいを感じながら活き活きと働かれていることが窺えました。学生にとっては、将来の選択肢のひとつとして海外で働くということを実感をもって考える入口になったと思いますし、私自身にとっても、海外の企業で日本人と現地の方(時には日本・タイ以外の国の方も)が共に働かれている現場を拝見するのは初めての経験でしたが、国籍や立場の違いを感じさせないほどフラットな雰囲気の中で「協働」されている様子に、グローバル時代の新たな働き方のスタンダードを感じました。


会社概要について説明を受ける学生たち

会社概要について説明を受ける学生たち。


工場見学を行う学生たち

工場見学を行う学生たち。

(2)チェンマイ大学での研修内容詳細

チェンマイ大学(CMU)は、古都チェンマイにキャンパスを置く、タイ北部では唯一の国立総合大学です。学生数は約24,000人で17学部と3研究所を持ち、その分野は人文・社会系から芸術、理・工・農学、医科歯科まで多岐に渡ります。「足るを知る経済」思想と「持続可能な開発」の下に、高水準の教育と高い倫理性を持つ世界規模の研究重視型高等教育機関となることを自らのビジョンとして掲げており、28か国の大学や研究所と140もの協定を結ぶなど、国際交流にも力を入れています。


CMUの正門

CMUの正門。山々に囲まれた自然豊かなキャン
パスの敷地はなんと東京ドーム約80個分とも。
学生たちの学内移動のためのシャトルカーが
たくさん走っていました。


CMUメインキャンパスの中央に位置する時計塔

CMUメインキャンパスの中央に位置する時計塔。
KMUTTと同様、こちらも学内の交通量はかなり
多め。学生は主にスクーターやバイクで通学して
いるようでした。

本学は、平成29年度より、ジョイントディグリープログラム(JDP)として大学院博士前期課程にチェンマイ大学との建築分野における国際連携専攻を設置しています。また、それに伴い、同プログラムの実施拠点・タイ王国北部地域の本学国際学術交流クラブの拠点として、CMUの大学院棟内に本学オフィスを設けることとなりました。今回の研修では、JDPオープニングセレモニーおよび同オフィスの開所式に参加するとともに、共同建築ワークショップの視察、JDP運営に係る先方担当者との打ち合わせ・意見交換等を行いました。
 オープニングセレモニー・開所式には、飛行機の時間の関係で途中からの参加となりましたが、海外大学での式典に出席するという大変貴重な機会が得られました。この式の開催にあたってCMUのスタッフによる入念な準備が行われてきたことが窺われ、式典を重視し大事にするタイの気風を感じ取ることができました。また、CMU内の本学オフィスについては、本格稼働に向け整備を進めているところで、本研修中には、同オフィス固有のメールアドレスを使用できるようフォームを設定したり、学内ネットワーク使用のためのアカウントを発行していただいたりと、ソフト面での整備を行いました。


本学オフィスの様子

本学オフィスの様子。


オフィス前にて

オフィス前にて。

私のCMU滞在期間中には、ちょうど本学とCMUが共同で行う建築ワークショップが実施されており、JDPの国際共同設計科目ともなっていることから、見学実習への参加・視察等を行いました。このワークショップは、本学学生とCMU学生が4~6名ほどのグループに分かれて、それぞれ与えられた設計課題や調査課題に取り組み、その成果を最終報告会にてプレゼンするというものでした。課題はいずれもチェンマイに関連したもので、学生たちはお互いの言語やバックグラウンドの違いに苦戦しながらも、現地調査やディスカッションを重ねてその結果をまとめあげ、最終報告会ではどのグループも熱のこもったプレゼンを行っていました。ワークショップの序盤には、チェンマイの主要建築物や施設、CMUキャンパス内に保存されている伝統的なラーンナー建築等の見学実習があり、コンパクトな街の中に歴史的な建築物や施設が数多く残存しているチェンマイはこのような内容・形式の実習を行うのには最適な場所であると感じました。また、見学実習においてはCMUのスタッフが移動手段から訪問先での説明員まで手配していたり、グループワーク期間中には資料・素材や飲食物も常に用意されていたりと、学生たちが不便や不自由を感じることなく実習に打ち込めるようなサポート体制が敷かれており、参考になる点も多々ありました。


CMU内に保存されている伝統的建築

CMU内に保存されている
伝統的建築(ラーンナー建築)群。


最終プレゼンの様子

最終プレゼンの様子。教員からはもちろん、発表
を聞いている他グループの学生からも様々な質問
が飛び交い、活発な意見交換が行われました。

また、CMU滞在中は、JDPのCMU側教員や事務担当者と何度か会議や打ち合わせ等を行いました。他大学と合同でひとつの学位を授与するJDPは本学にとって初めての試みで、カリキュラムや運営の方法等についてはひとつずつ検討を重ねながらプログラムを進めているところです。もちろん外国の大学と新しい取り組みを行うにあたっては様々な困難があり、特に私が感じたのは、それぞれの国・大学の教育制度の違いや業務の進め方の違いなどに起因する、双方の当プログラムへの認識の微妙なズレでした。しかし、今回実際に先方の教員や事務担当者と顔を合わせて話し合い、日本や本学内においては当たり前と思われる事項であっても細かに確認を行うことにより、そのズレを少しでも擦り合わせることができたのではないかと思います。普段はメールでのやり取りがほとんどですが、やはり実際に会って言葉を交わすことが、微妙なニュアンスや雰囲気なども含めて多くの情報をいちばん伝えられると感じました。

2.派遣先機関との意見交換について

ここでは、今回の研修を通して、学生サポートや語学学習支援体制等の面で印象に残った両校の施設・取り組みを中心に述べていきます。

(1)Buddy制度…KMUTT

KMUTTの学生が自ら志願し、Buddyとして留学生のサポートを行う体制のこと。本学のサマーキャンプ生に対しても4~5名ほどの学生がつき、空港への出迎えや宿泊所でのチェックイン補助、キャンパスツアー実施、大学周辺の飲食店の紹介、遠足への付添など、事務的手続きから生活面まであらゆる側面でのサポートを行ってくれました。

(2)SALC (Self-Access Leaning Centre) …KMUTT

SALCは、KMUTT内にある語学自習センターです。明るく開放的な室内には様々な言語の参考図書・メディア・雑誌・ボードゲーム等が数多く並んでいます。こと英語に関するリファレンスが豊富で、技能別(リーディングやスピーキング等)・レベル別にエリアが分けられているので、学生はそれぞれの学習ニーズに応じて容易に教材を見つけることができるようになっています。ほかにも、希望者に対しては語学学習に関するカウンセリングを行ったり、英語サークル(料理クラブやスポーツのサークル等)の活動紹介・参加受付を行ったりと、手厚いサポート体制が敷かれていました。グローバル化する世界情勢の中にあって、タイにおいても語学力の必要性は高まっており、このセンターの利用者も増えているとのことでした。また、日系企業のタイ進出や、日本のアニメ・マンガ人気の影響か、日本語に関するリファレンスも多く、本学の学生とともに授業に参加したKMUTT学生の中には、日本語を話せる者もいました。


Self-Access Leaning Centreの様子

Self-Access Leaning Centreの様子。
バランスボールや芝生ゾーンなどもあり、
リラックスできる雰囲気。


蔵書エリア

蔵書エリア。
自分のニーズに合ったリファレンスを探すための
web端末も完備されていました。

(3)UNILOFT…CMU

CMUのドミトリー(一般の旅行客も宿泊可能とのこと)。1ヵ月単位の入居が可能なので、短期の語学留学中の滞在先としても利用できそうです。メインキャンパスの近くで、周辺にはコンビニや飲食店も多く、大変便利な立地だと感じました。部屋は基本的には2人入居可で十分な広さがあり、勉強机やベッド、冷蔵庫等が備え付けられています。女性フロアも設けられており、スタッフや警備員が常駐しているため安心感がありました。


フロント

フロント。
コインランドリーも同階にあります。


建物外観

建物外観。
入居者が利用できるプールもあります。

(4)Japanese Studies Center…CMU

Japanese Studies Centerは日本政府からの資金協力を得て2008年にCMU人文学部内に設置されました。
 そもそもタイ北部における日本語教育は、ここCMUの人文学部から1977年に始まり、現在は300名以上の学生が、日本語をはじめ、日本文学・社会を学んでいるそうです。同センターは2013年に日本研究の修士課程を開設し、タイ北部における日本研究の重要な拠点としての役割を担っています。 センター内の図書室には日本に関連する書籍が6,000冊以上収められており、開所時間中は自由に閲覧することができます。また、日本研究セミナーや講演会も定期的に開催されているとのことでした。


Japanese Studies Centerの入り口に掲げられている看板

Japanese Studies Centerの
入り口に掲げられている看板。


図書室内観

図書室内観。
日本のマンガも数多く揃っています。

(5)他私立大学タイ連絡事務所長との情報交換

今回CMU内に設けた本学のオフィスを、これからどう活用・運営していくか検討するにあたって、すでに現在タイに連絡事務所を置いている日本の他私立大学の担当者とチェンマイ滞在中に面会し、情報交換を行いました。同大学は現在は連絡事務所をオフィスとして設置しているのではなく、以前同大学の客員教員であった担当者に委託するという形で、タイでの事業(留学生募集、提携校の開拓、現地での各種プロジェクト実施等)を行っているということでした。同担当者からは、現在60もの日本の大学がタイに拠点を置いていることや、業務が一定してあるわけではないため海外オフィスに職員を常駐させるのはあまり現実的ではなく、同大学と同様に委託という形で運営しているところが大多数であるということ、また、タイに拠点を持っている大学間でネットワーク(タイ大学連絡会)が形成され、定期的に講演会や情報交換会が行われていることなど、貴重なお話を伺うことができました。

3.その他

(1)各大学での生活について

KMUTT(バンコク)

KMUTTはバンコクの中心地からは少し離れたところにあるため、キャンパスの周辺には小さな個人商店や屋台も多く、ローカルな雰囲気が色濃く残っていました。飲食店はもちろん外にもたくさんありますが、キャンパス内にもカフェや食堂が複数あり、しかも朝6時ごろから夜遅くまで営業しているところもあるので、敷地内から出ずとも生活に苦慮することはなさそうでした。中心地に行くにはタクシーやバスを利用することになりますが、特に夕方は道路の渋滞がひどく、通常の2~3倍の時間がかかることもよくありました。
 KMUTTは留学生を多く受け入れており、特に、今回滞在した8月は日本の夏休み中であったため、日本からほぼ同期間に100名以上の大学生がKMUTTのサマープログラムに参加していました。プログラムの内容は大学によって様々で、KMUTT側がそれぞれの大学からの要望に応えてアレンジしているとのことでした。教員や事務担当者も留学生の扱いに長けており、こちらの疑問や要請にはいつも迅速かつ親切に対応していただけました。

CMU(チェンマイ)

バンコクは建物が密集していて物や情報がかなり豊富かつ雑多なのに比べ、チェンマイは昔ながらの建物や寺院がゆったりと並ぶ、どこか京都にも似た雰囲気の古都です。街全体もコンパクトで、観光客も自転車で散策することが多いようです。CMUはそんなチェンマイの西部に位置する巨大な国立総合大学で、年に1回OB・OGたちが集まるホームカミングデーには街中の道路が大混雑するくらい、この古都の「中心」であると感じました。キャンパス内の至るところで留学生と思しき学生を見かけ、こちらも海外からの留学生の受け入れに熱心であることが窺えました。食堂や購買はキャンパス内に点在しており、また周辺にも安価な屋台が多数出店していますが、キャンパスの敷地が広大であるため、場所によっては不便なところもあるかもしれません。
 また、CMUの学生や教員は北部タイ独特の伝統文化を守るべきものとしてとても大切にしており、その気風が街全体で共有されているからこそ、古い建物や寺院、食文化が生き生きと現在まで残る現在のチェンマイが形作られたのだと感じました。

(2)研修に参加しての所感

今回の研修の目的は、主に「語学力の向上」・「タイにおける留学生サポート体験・会得」・「JDPの事務的運営事項についての検討」の3つでした。 語学面では、自分がいかに英語でのコミュニケーション力が不足しているか、これほど痛感した3週間は今までありませんでした。しかし、英語が母国語ではないタイという国に滞在して、お互いが「第2言語としての英語」を使って会話することにより、言語以外の情報を使った意思疎通(ノンバーバルコミュニケーション)の重要性・有用性を実感しました。
 留学生サポート面では、訪問者として海外の大学を訪れ、いわば留学生の疑似体験をすることで、彼らが何を不安に思い、どんなサポートが求められているのか、実感をもって理解できたように思います。具体的には、分からないことがあったときに「いつ、どこへ行って、誰に聞いたら良いのか」がはっきりしているかどうか、が一番重要だと感じました。その意味では、今回訪問した2校はそれが明確だったため、滞在中に疑問が解消せず不安に思うことはほとんどありませんでした。
 また、JDP面では、連携先でありながらこれまで不明瞭だったCMU側の体制や業務の進め方を知ることができ、これから双方で協力してプログラムを進める上で有意義な機会となりました。上でも少し述べましたが、お互いの国の文化や制度の違いに起因する細かな認識のズレがある、というのを知ることができたというそれだけでも、今後の連絡の仕方、伝え方が変わってくると思います。
 最後になりましたが、今回の研修にあたっては、KMUTT・CMUの教職員の方や学生さんに大変お世話になりました。微笑みの国とはよく言ったもので、タイの方々は老若男女問わず本当ににこやかかつ親切で、研修中は困っているところを何度も助けていただきました。本学の人事労務課や国際課の方々にも手続きや実際の渡航に際しての諸事面で多大なサポートをいただき、また、3週間もの間不在にするという迷惑を厭わずあたたかく研修に送り出していただいた学務課の方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。