令和5年度 第1回基盤科学セミナー

 多様な学術研究が展開されている基盤科学系では、構成員の研究から導かれた知が、本学のイノベーションの源泉として貢献することを⽬指しています。その視点から考えると、各構成員が、研究の「挑戦性」「総合性」「融合性」「国際性」に関して、どう取り組むべきかが課題となります。
 このうちの「総合性」あるいは「融合性」に⼒点を置いた取り組みとして、基盤科学系では、平成29年度から『基盤科学セミナー』を実施しています。学系構成員が、学系内及び学系内外の参加者に向けて、⾃⾝の研究を紹介する場を設け、分野を超えた参加者との対話を通して研究を深め、発展させるきっかけを得るとともに、様々な分野の研究との融合の可能性を探るのがねらいです。皆様のご参加を期待します。

日 時
令和5年6月28日(水)15:00~16:30
内 容
演題:熱中症予防の基礎知識とその発展
講師:⼭下直之(基盤科学系 助教)
 
 従来、熱中症の多くは、暑い環境で⾏われる労働や運動時に発⽣していました。ところが近年では、気候変動に伴う夏季の気温上昇に伴い⽇常⽣活でも多く発⽣するようになったため、マスメディアが熱中症を頻繁に取り上げるようになり、⾝近な問題となりました。しかし、熱中症に関する知識が普及しているとは⾔い難いのが現状です。熱中症は知っていれば防ぐことができますが、予防するにはその理解が必要不可⽋です。
 本セミナーでは、まず熱中症の基礎知識として熱中症の病型分類と各々の主徴、予防⽅法について紹介します。そして、アスリートを対象として質問紙調査に基づく熱中症の発⽣につながる要因の解析結果の紹介やヒトを対象とした実験結果について紹介します。
 本セミナーを通して熱中症予防の理解が深まるとともに、共同研究に発展する機会となればと思います。
開催方法
①現地開催
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 6号館1階 0611講義室[会場へのアクセス]
②オンライン
下記のリンクよりご参加ください(事前登録不要)
WebEx ミーティングリンク https://cis-kit.webex.com/cis-kit/j.php?MTID=m5f26b9d887d2206628b9ff31d5a1b2af
ミーティング番号 (アクセスコード):2518 131 6313
ミーティングパスワード:DChV4XbCM33
参加費
無料
お問い合わせ先
京都工芸繊維大学 基盤科学系 数学事務室
TEL:075-724-7303
E-mail:ky2023[at]kit.ac.jp(※[at]を@に変換してください)