機器分析センター市民講座を開催しました

平成28年1月29日(金)、本学機器分析センターは「機器分析センター市民講座 先端技術講座『最先端技術でものを観る』」を開催しました。

この講座は同センターによる社会貢献活動の一環として、一般市民・企業の技術者や研究者・大学生等を対象に毎年開催されているもので、最先端技術について本学教員が専門家の立場から解説を行うものです。

堤 直人機器分析センター長の開会の挨拶ののち、材料化学系 浦山健治 教授による講演が行われました。講演は「ソフトなポリマーネットワーク材料の刺激応答特性」をテーマに行われ、身の周りにみられるゴムやゲルなどのソフトなポリマーネットワークの性質の起源と、熱や電場などの刺激で大変形する性質を付与した試みの紹介がありました。続いて行われた分子化学系 本柳 仁 助教による講演「分子プログラミング -超構造に基づく機能性材料-」では、自然界でしばしば見られる超構造は、分子に適切なプログラミングを施すことで人工的に構築でき、光・電気・磁気などの機能性材料に応用されていることなどの紹介がありました。

会場には学内外から約50名の参加があり、講演後には活発な質疑応答が行われるなど、本講座は盛況のうちに終了しました。

  • 浦山教授の講演の様子浦山教授の講演の様子
  • 本柳助教の講演の様子本柳助教の講演の様子