教員の養成の状況

教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

今日のグローバル社会の抱える大きな課題を解決するためには、現在本学に在学し、産業社会に出て行く学生に対する教育だけでは充分でなく、未来を担う人材、特に中等教育課程にある生徒に、環境と調和する科学技術を敷衍させることのできる「技術を理解している」人材を輩出し、本学の理念を広めていくことも、極めて重要な役割であると認識しています。

上記のことから、本学では、化学、生物系の課程においては、「理科」(中学・高校)を、工学を中心とする課程においては「数学」(中学・高校)、「情報」(高校)の教職課程を設け、教科に関する専門的な学力の涵養と教育に対する深い理解を養うこと、並びに教育者としての情熱と使命感および教育技術を培うことを課程設置の趣旨としています。

このため、教育学の専任教員を配置し、さらに数学、理科、情報の教育法についても指導体制を整え、いずれも授業実践や模擬授業を多く取り入れた、実践的な内容を重視して教職課程を展開しています。

教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること

教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること

卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること

  • 教員免許状取得実績(一括申請分のみ)
年度
種別
2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
一種 中学校 数学 5 3 3 1 1 1 5 4 5 1
理科 14 11 8 9 2 4 4 2 9 2
高等学校 数学 6 6 5 4 3 3 5 9 7 3
理科 25 26 17 18 11 14 8 13 17 5
情報 0 1 0 2 1 0 1 1 1 0
工業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
専修 中学校 数学 0 0 2 1 0 0 0 1 3 0
理科 5 2 7 7 5 4 1 1 5 1
高等学校 数学 0 0 2 1 0 0 1 1 3 1
理科 9 4 11 10 5 8 9 6 8 6
工業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
64 53 55 53 28 34 34 38 58 19

卒業者の教員への就職の状況に関すること

  • 教員就職状況
卒業・修了年度
区分
2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022
学部 2 4 2 0 0 1 2 1 1 0
大学院 2 1 2 1 0 3 0 2 0 0

教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること

本学の教育全般を司る総合教育センターにおいて、教職課程の運営管理等の点検を行い、教職課程の質の向上を図っています。

教職専任教員は、各課程及び学務課と連携し、教職科目の履修相談、教育実習・介護等体験の事前事後指導、教育実習の巡回を行っています。事前指導では、必ず学習指導案作成や模擬授業を課すなど実践的指導力の向上に努めています。また、教職専任教員は、教員採用試験対策に関する相談も行っています。なお、講義においては、現場経験を有する教員等学外の多様な人材をゲストスピーカーとして招聘し、教師としての使命感・責任感を高めるよう教育プログラムの充実を図っています。

さらに、教職課程を設置している京都地区の国公私立大学が加盟する「京都地区大学教職課程協議会」に加盟し、他大学と教職課程全般に係る情報交換や相互交流を密に行っています。また、本協議会での議論の内容を本学の教職課程教育に反映することで、教員養成教育の改善に努めています。