伝統みらい教育研究センター

伝統産業とは長い歴史において淘汰され残った技術を基礎とするものであり、その時代においては最も先駆的な先端産業であったといえます。
また、人が長きに渡りその技術を伝えてきたということは、人に優しい技術であり、美しさや親しみなどの感動を与える技術であり、ひいては環境にも優しい技術であったと定義できるでしょう。
本センターの目的は、今考えられる技術と先人たちが残してきた知恵との複合化を行うことにより、新しいものづくりに応用するための研究を推進することです。このことは、日本文化との複合化を意味するものであり、そのための作業には、先人たちの偉業を敬い、いつくしみ、そして心をこめて今に応用させていただくことであり、日本人の心の底に流れている特質に響くものであることは、疑う余地もありません。
本センターのめざすところを「伝統みらい」の言葉にこめています。それは”伝統に内在された知恵を使って新たなものづくりを創成し、日本のみらいを切り拓く”ということです。

■業務
本センターは、日本の伝統技術・技能に内在する知恵、「暗黙知」を突き止めて「形式知」化し、新しいものづくりに応用するため、下記の教育・研究を行います。

  1. 伝統技能者の動作解析による「技」の解明
  2. 匠の技:「こつ」の定量化と、それらを生み出す身体能力の解明
  3. 匠の「見きわめ」の脳科学、生理学を用いた定量化
  4. 高品位製品の製造のための勘所探索
  5. 伝統産業工学の授業提供
  6. 京都伝統みらいモデルの全国展開
  7. 伝統産業工学フォーラムの開催
  8. 技能継承のための教育コンテンツ作成
教員
センター長 教授 濱田 泰以

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