北丹後の伝統工芸を知るためのバスツアーを実施しました

6月29日(土)、本学大学院博士前期課程の専攻共通科目である「京の伝統工芸―知 美 技」の一環として、北丹後地方の染色と切りビロードの技を知るためのバスツアーを実施しました。このバスツアーは「NPO法人北近畿みらい」の支援により 実現したもので、日本人学生及び、10カ国からの留学生計36名が参加しました。
まず、北丹後の与謝野町にある染色センターにて顔料による友禅染の体験を行いました。その後、同町の切りビロード工房にて、熟練した職人の丁寧な指導の もと難しい切りビロードの体験をしました。切りビロードの体験の後には、現在課題となっている高齢化による職人の後継者不足をテーマに、今後どのように技 術を継承していけば良いか話し合いがもたれました。
切りビロードの体験は学生のあいだで非常に人気があり、秋には京都の市街地で体験教室が開かれることも決定しました。
※「京の伝統工芸―知 美 技」では、京都市中京区にある京町家連携キャンパス「ににぎ」にて、祇園祭の屋台出店期間(7月14日、15日、16日)にあわせて学生たちが藍染めした オーガニックTシャツの販売を行いました。売り上げは、全て東日本大震災義援金として寄附しました。
友禅染体験の様子 「京の伝統工芸―知美技」の受講生
友禅染体験の様子 「京の伝統工芸―知 美 技」の受講生