稲盛和夫京セラ名誉会長から三大教養教育共同化のため、  京都府へ寄附の申し出ー受贈及び感謝状贈呈式挙行ー

 11月13日、京都府への寄附金受贈及び感謝状贈呈式が挙行され、古山正雄学長が出席しました。
 本式典は、稲盛和夫京セラ株式会社名誉会長が三大学教養教育共同化施設(仮称)建設のため、京都府に20億円の寄附申出をされたことを受け、京都府公館レセプションホールにて挙行されました。
 三大学教養教育共同化は、京都府立大学・京都府立医科大学・本学の特徴・強みを生かしたカリキュラムをもとに学生の多様な関心・教育要求に応え、総合的 に物事を観察し的確に判断できる能力と豊かな人間性の涵養を図ることを目指して三大学で連携して行われ、京都市左京区の京都府立大学キャンパス内に設置さ れる三大学教養教育共同化施設(仮称)は、その拠点となります。
 稲盛名誉会長は式典での挨拶のなかで、「これまで自分を育ててくれた京都へ恩返しをしたい。」と今回の寄附の理由を述べられ、記者からの質疑応答の際に は若者へのメッセージとして、「文系・理系の学生が一緒に学ぶことは、人間形成にとっても大切である。」と述べられました。
 稲盛名誉会長の挨拶の後、荒巻禎一京都府公立大学法人理事長より、これまで仮称であった施設の名称が「稲盛記念会館」に正式決定されたことが発表されました。
 式典の最後には三大学の学長からの挨拶があり、本学古山学長からは、「文系・理系の多くの学生が学ぶことは、人脈形成の場となる」との期待が述べられました。

山田啓二京都府知事に寄附目録を
授与する稲盛和夫名誉会長
挨拶を述べる稲盛和夫名誉会長
出席者による集合写真 古山正雄学長の挨拶の様子